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あなたはきちんと守れていますか?東大流「勉強に大切な基本のフォーム」
はじめに
みなさん、こんにちは!30歳からの東大逆転合格ライター、青戸一之です。
突然ですが、みなさんは勉強に基本のフォームがあるってご存じですか?
物事には何でも基本の形ってものがありますよね。例えば野球やバスケ、水泳などといったスポーツにはどんなものでも標準的なフォームがあります。また、楽器やカメラ、座禅なんかでも基本の構え方というものがあります。もし基本の形を守らなければ、きちんとパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう。
では、勉強の基本フォームとは一体どんなものなのか? ドラゴン桜のマンガで、数学の柳先生がそれを教えてくれるシーンがあるので見てみましょう。
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フォームが悪いと集中力が落ちる
いかがでしょうか。正しい勉強のフォームとは、両手の指先に視線を一点に集めることでした。そうすることによって、意識が指先に向き、集中力を最大限に発揮できるのです。大半の人は水野のように、「えっ、そんなの当たり前にやってるよ。」と感じられたかもしれません。
しかし、勉強が苦手な子や集中力のない子は、この基本姿勢が崩れていることがほとんどです。学校や塾の先生などは、勉強しているときの姿勢を見るだけで、その子の学力が推測できると言います。私も塾や家庭教師の仕事を15年やっていますので、やはり一目で分かります。
特に見極めるポイントになるのが、マンガにもあった利き手と反対の手ですね。反対の手がきちんと利き手に添えられていないと集中できていない証拠で、ケアレスミスが増えます。
また、ある程度学力が高い子でも悪い姿勢で勉強する子がいますが、そういう場合はたいてい字が汚いです。意識が指先に集中しにくかったり、体のバランスが取れていないからでしょう。このように、勉強の基本姿勢が崩れていると、良いことは何一つありません。
反対に、勉強が出来る子は、まず間違いなくいい姿勢できちんと集中しています。ですから、もし勉強で集中力がなかなか続かないという場合は、この姿勢を守るという意識に立ち返ることが必要です。最初に形から入るというのは大事で、いい姿勢で勉強を始めることよって、カチッとやる気スイッチを入れることにもつながります。
面白いもので、始めはやる気がなく崩れた姿勢でダラダラ取り組んでいる子でも、やっているうちに気持ちが乗ってきたり集中力が高まってきたりすると、こちらが何も言わなくても自然と正しいフォームに戻っていきます。まるで本能的に集中しやすい姿勢を知っているようです。
意識しなくても元からいい姿勢で勉強に取り組めている人は、試しにダラッとした姿勢でやってみてください。集中しにくいのが実感できるでしょう。
もちろん筋肉がこわばってくるので、ずっといい姿勢を保つのは難しいです。もし姿勢を維持するのが辛くなってきたら、それは疲れだけでなく集中力が切れてきた可能性もあるので、休憩を挟む目安になります。崩れた姿勢のまま無理に続けても、効率が落ちるだけですからね。
正しいフォームを保つためには体幹が大事
いい姿勢を保とうとすると疲れるのは仕方ありませんが、どうしてもすぐに体が疲れて姿勢が崩れてしまうという場合は、注意すべき点が一つあります。それは体幹(腹筋と背筋)の力です。姿勢、すなわち骨格を支えているのは筋肉なわけですから、ここが弱まっていると、どうしても姿勢は崩れやすくなるんですね。
体幹の重要性については、小学校教諭を長年務めてこられた親野智可等氏が、こんな興味深いことを語られていました。
「自分のクラスにどうしてもいい姿勢が保てない生徒が2人いました。どうしたものかと考えていたら、体育でマット運動をやっている最中、あることに気がつきました。姿勢の悪い2人の子は他の子に比べて、圧倒的に腹筋と背筋の力が弱く、前転や反り返りが全然できないのです。」
姿勢が悪い子は集中力や意欲がないのではなく、体幹に問題があったということですね。これは小学生の話ですが、中高生や大人にも当てはまる話でしょう。ですから、長時間いい姿勢を保つのが難しいという場合は、適度な運動で腹筋や背筋を鍛えることも必要になります。
「正しいフォームのためには体幹が大事」なんてまるでスポーツのようですが、やはり勉強ばかりでなく運動もある程度必要なのです。そう考えると、受験を迎える高校3年生の時間割にも体育が組み込まれているのには、ちゃんとした意味があることが分かりますね。勉強につかれた際は体を動かすといい気分転換になりますし、やる気ホルモンと呼ばれるドーパミンも分泌されるので、ぜひ実践してみてください。
ということで、勉強にも基本となる正しいフォームがあるという話でした。姿勢を正して両手の指先に視線を向ければ、集中力はおのずと高まり、勉強の効率も上がります。また、ケアレスミスも減るでしょう。みなさんも勉強をする際には、ぜひフォームを意識するようにしてみてください!
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