65%でいい。~置かれた場所を実りに、その先へ咲きに行く
この記事を見ていただいてる方はきっと、
インテリアが好きだとか片付けに興味がある方、片づけられないのが気になる方だと思います。
だけど。
皆さん、こんな部屋を夢見ていませんか?
テイストは違いますが、どちらもきれいなリビングです。
「物も少なくて、スッキリしてて、オシャレで、片付いている」
「私もこんなリビングにしたいな」
「だけど、今は到底無理…」
勿論、憧れとか夢とか目標とかを持つのは良いと思います。
だけど、ご自身のハードルを上げていませんか?
実際には、毎日のタスクをこなすだけでいっぱいいっぱいだったり、
片付けても片付けても家族が散らかしてしまって元通りだったり、
片付けやインテリアのセンスがないと思ってしまったり…。
そんな時に、インテリア雑誌や片付け系の雑誌の特集、はたまたInstagramやピンタレストなどに挙がってくる どこかのお家の写真だったりを見てしまう。
そして、落ち込んだり劣等感を感じたり、日々を鬱々に感じてしまったり。
自分や家族に怒りの感情が湧いてしまったりすることもあるかもしれません。
「到底無理」
夢や憧れとのギャップを感じてしまう方、いるかもしれません。
でも、メディアやSNSに出てくるこういうオシャレなお部屋って、
メディア用にモデルルームのように飾ったり、撮影のために片付けたり、
個人のSNSもその時に片付けて写真をアップしたものがほとんどです。
私のInstagramもそうです。
朝の子供が登校した後に撮影したり、ちょっとその辺に置いている生活用品を除けて撮ったりしています。
「着飾りもの」なんです。
いつでも家が片付いていて、上の写真のようなお宅なのは、
2人暮らし以上だとよっぽど家族全員が綺麗好きでいつも片付いていないと気分が悪いお家だと、私は勝手に思っています。
それか、全員がミニマリストか。
だって、皆、お家で何してるかというと、生活しているんです。
子供は特に散らかすのが基本得意だし、人が居るだけで埃も汚れもゴミも出ます。
それから更に、忙しい日々を送っていると、ルーティンスケジュールをこなすだけで家での1日が終わることも。
基本的に、いつも片付いててオシャレな空間を維持することは難しいと思います。
仕事・育児などで頑張っているのに、家事でも毎日頑張らなくて良い。
完璧な生活人である必要は全くないし、そこを目指す必要もないのではないでしょうか。
でも、SNSとか見ちゃうと、やっぱり何故か凹んでしまうんですよね…。
私もそういう時期がありました。 特に、家を建築中はひどかった…。
新しい家を持つ時には、理想の家にすべく色々と好きな設備や家具などを入れたくなります。
それで私もSNSを見て参考にしていました。
でも、全部が全部叶うはずもなく、多少の建築トラブルもあって、新しい場所を得たのに後悔ばかり。
SNSで綺麗なお宅を見ては、「あーすればよかった、こーすればよかった」。
「もう少し後に家建てたらこの情報を使っていたのに」とかも。
恥ずかしながら既に「ライフオーガナイザー2級」まで持っていたのに、色々試したくて物を増やすだけでした。
片付けを齧っていても、新築トラップに嵌ってしまったのです。
メディアやSNSの映え写真に惑わされないで
何となくお分かりかと思いますが、
SNSは便利ですが、目の毒にもなります。
そして「心の毒」にもなります。
そこにある写真が全て“現実である”と思わされてしまう。
映えなインテリアや収納は見た目は気持ちいいけれど、本当にその家で使いやすいかまで分からない。
また、雑誌の特集やムック本でも数々の片付け事例や収納方法が出ていますが、これもその方に方法が合っていて成功した事例です。
よく考えてみれば分かりますが、失敗は載せません。
(TV番組「はじめてのおつかい」も、子供にカメラが見つかったりおつかいできなかったら放送されませんよね。)
SNSの自宅Picがオシャレだと思ったり、Picに憧れや夢を持っているとしたら、
それは他人の庭の芝生であり、なんだったら「偽物」くらいに思ってください。
そして、自宅の芝生をどうにかしたいのであれば、私は
65%くらいの気持ちで大丈夫
だと思います。
など、
自分で65%の基準を決めるんです。
65%をクリアしたらOKOK!
自分が納得出来たらOKなのです。
そしたら、眉間に皺が寄り続ける日々も確実に減っていくのではないでしょうか。
お家は自分事です。
家族構成、居住者の気質、仕事、生活環境、間取りなど、様々な要素がお家毎にそもそも違います。
他人の家と比べる必要はないのです。
「置かれた場所で咲きなさい」
というフレーズが以前話題になりました。 私は、この言葉はそんなに好きではありません。
「置かれた場所を実りに、その先へ咲きに行く」
ことがあっていいんじゃないでしょうか。
憧れや夢のインテリアやお部屋を抱いていても良いと思います。
でも先ずは、「今」を見て。
「今」を維持させて充実させてこそ、先の夢や憧れへ向かえるのではないでしょうか。
その「今」のお家の片付けをお手伝いするのが、私たち整理収納のプロです。
ただ片付けを代わりにする家事代行ではなく、
65%の気持ちを維持するために、日々の片付けがスムーズに捗る仕組みづくりをサポートします。
▽福岡で整理収納サポーターをしています。
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