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自分の価値観を理解する | 8つのタイプ診断(キャリア・アンカー)

ご存じの方も多いかと思いますが、
キャリア選択のベースとなる考え方の一つ
「キャリア・アンカー」をご紹介します。

"自分にとって良いキャリア" を考える上で、

・自分が重きを置く価値観は何か
・どんな事にやり甲斐や幸せを感じるか

を理解することは、大きなヒントになります。
(自分の内面を理解するって難しいですよね。)

なお、無料で診断できるサイトがありますので、
リンクも貼っておきますね。5分ほどでできます。

キャリア・アンカー診断(外部サイト)

◼︎キャリア・アンカーとは

エドガー・シャインが提唱した理論の一つで、
働く上で譲れない「価値観」のこと。

"アンカー"とは船の"錨(いかり)"を表す英語で、
船が波に流されないよう防ぐ役目を担います。

キャリアにおける"錨"とは、キャリア選択の際、
情報や感情に流されないための「価値観」です。

普段、荒波の中にいる人も、キャリア選択の際は錨を下ろして、価値観を軸に考えてみましょう。

では、その価値観にはどんなものがあるか。
8つのタイプがありますので、ご紹介します。

◼︎キャリア・アンカー:8つのタイプ

ここでは、各特徴をシンプルにまとめます。
あなたはどれに重きを置きますか?

①専門能力(専門・職能別コンピタンス)
自分の専門性や技術力が高まることが幸せ

②マネジメント(全般管理コンピタンス)
組織の中で責任ある役割を担うことが幸せ

③自律・独立
ルールに縛られず自分のやり方で仕事したい

④保障・安定
社会的、経済的な安定を得ることを望む

⑤クリエイティブ(起業家的独創性)
新しいものを創り出すことを望む

⑥奉仕・社会貢献
社会にとって役に立つことを望む

⑦チャレンジ(純粋な挑戦)
難しい課題に挑戦することを望む

⑧ライフスタイル(生活様式)
家族や生活と、仕事のバランスを取る

◼︎キャリア・アンカー診断の使い方

1つ大事な点をお伝えします。

キャリア・アンカーは、どれか1つだけに絞られる訳ではなく、価値観の「比率」を表すものです。

したがって、

「私のキャリア・アンカーは○番です」

というものではなく、

「私にとって○番と○番が大半を占めるんだな」

と捉えてください。

ちなみに、私のキャリア・アンカー診断の結果はこうなりました。↓

最も多く占めるのは、
①専門能力(専門・職能別コンピタンス)で、
全体の約20%ほどでしょうか。

次いで、
⑧ライフスタイル(生活様式)が高く、

以下、
③自律・独立
⑥奉仕・社会貢献 
⑦チャレンジ(純粋な挑戦)

が、私が重視したい価値観の大部分となります。

この結果から、
私にとって幸せなキャリア選択とは

・専門性を磨くことができ
・ライフスタイルも大事にできる

ような仕事を選び、

・ある程度の自由と裁量を持って
・誰かの役に立てるような
・少し困難な課題解決にチャレンジすること

と考えることができますね。

反対に、世間的な安定(大企業に勤めたい等)や管理職として出世したい、という価値観はあまり持っておらず、創作活動への関心も低めです。

仮に、大企業から「うちの管理職として新規事業を立ち上げてほしい」という魅力的なオファーが来たとしても(そんなことはあり得ませんが…)

専門家ではなくジェネラリストを目指すことや、ライフスタイルの変更(転勤とか)を求められる職場なのであれば、

私にとって、それは良いキャリア選択にならない可能性が高いと言えます。

◼︎最後に

キャリア・アンカーは、自分のキャリアを考える上で重要な考え方の1つです。

もちろんこれが全てではなく、例えば

・自身の強みや志向性
・他者からの期待や評価
・家庭環境、経済環境
・今後のビジネスを取り巻く流れ

など、複合的に考えていく必要があります。
これらについても、今後触れていきますね。


お付き合いいただき、ありがとうございました。

みたしん

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