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休憩に本のこと。
美篶堂の運営や本づくり協会の仕事をしていますが、余暇も大体本関係の何かをしています。
本は集めている自覚はないですが、素敵な本に出会いますと、経済はさておき、全てを優先してその本に向かってしまいます。
今日は月末の経理仕事の休憩時間で、脳の休養のために、
画像に残した本を愛でよう、と、noteに記しはじめました。
比較的最近ワタクシの手元にやってきた本を紹介します。
うつくしいってなに?
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原宿シーモアグラスで荒井良二さんの絵本の新刊をみせてもらい、毎回感激してしまいます。
お店へのサインも素晴らしく、
ここに画像を貼らせてもらいます。
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As a Man Thinketh
(1903)
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トレーシングペーパーの帯を外してみると、洋書にしか見えない。
田畑書店ポケットスタンダード
『人は考えたとおりの人間になる』
原書:「As a Man Thinketh」(1903)
ジェームズ・アレン(著) 栁平 彬(訳) グループダイナミックス研究所(監修)
この本はちょっと偶然なんです。
田畑書店の「ポケットアンソロジー」という短編の冊子を数葉手に入れたくて、オンラインショップを見ていたのです。そこで、「ポケットスタンダード」というシリーズが目に止まり、造本が気になり合わせて購入しました。
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「タイトル・タイポグラフィ 嘉瑞工房」とクレジットされていて
流石!田畑書店!と、感じいりました。
ジェームズ・アレン知りませんでした。「人の心はたとえてみれば庭園のようなものだ。よく手入れをして美しい庭にすることもできれば、荒れるにまかせてしまうこともできる。」
インゼル文庫【鳥の巣】/100番(Das klein Buch der Vögel und Nester)
inselbucherei
1912年にライプツィヒで創業した出版社、インゼル文庫。ドイツのポケット図鑑のような美しい図版のものもあれば、詩集などもあります。どの本も装丁が美しいです。
時々、「今回はかなりがんばったので、〇〇番を探して良いのではないでしょうか」と、白い?黒い?小さなワタクシがささやきます。
鳥の羽の表紙の100番も人気があります。
もともと赤いラベルを持ってましたが、青いラベルをみつけました。
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買物した時に、「ドイツの印刷所が東側と西側で違う、と、きいたような…。」と話してくださいました。もう少し調べよう。
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ちょっとみただけでも活版印刷の文字のかたちが違っていたりしたので、ページごとに何が違うかみていると、あるページから絵柄まで違って、そんなことあるのかな、と、よくよく見ると、大胆に糸が切られているところがありました。そこから、4ページ抜き取られていたことがわかりました…。とても美しい印刷なので、額にいれたくなっちゃったのかしら。お金に困って一枚抜きとり、売ったのかしら…。などあれこれ想像しました。
古書ならではのドラマでした。
本の紹介ならいくらでも出来ますが、また今度機会をつくります。
明日は本づくり学校オープンスクールなので、製本講師クラスの方々が本づくりハウスにやってきます。そうした時に
手持ちの本をみてもらうのもいいなあ、と、今思いつきました。
ではまた。