父は膵臓癌末期〜第八章〜
父は膵臓ガンと告げられて、二年四ヶ月経ちました。
余命はこの春とも告げられていました。
でも父は入院していますが、生きています。
何度も入退院を繰り返すが、リハビリをしてご飯も食べられて、歩行も少し困難にはなっていましたが、家に帰ってきていました。
でも今回は脳からの化膿もあり、それは手術をして良くはなったのですが、言葉が思う様にでません。
でも父はリハビリをしています。
ガンはもう倍になり今後どうなるかは、先生にもわからない。
でも先生はこんなに長生きする事が凄い事、そんな人はなかなかいないとも仰られました。
今回の入院は長くかかるそうなので、また足腰が弱くなり歩行は出来なくなってしまうかもしれません。
しかし、それもリハビリ次第ではわかりません。
父はまだまだ諦めていません。
父は歩きたい、自分の足で歩いてどこかへ行きたいと言う気持ちが強く持っています。
今はまだそこまでは出来ていなくて、言葉が出なくなっている事が今後リハビリ次第で戻らないかもしれません。
先生とのお話しをして家に帰る事は困難かもしれません。
その間に特に私は何も考えていないつもりでしたが、胃痛に悩まされて病院へ行ったり、今も続いています。
やはり何か考えているのかなぁ...
今後は父の人生を私たちが決めなくてはいけません。
家族で話し合いましたが、答えが出ませんでした。
明日また先生と今後の事もお話しをする予定になっています。
それもどうすればいいのかはわかりません。
何をしている訳ではないのですが、精神的に疲れ気味と言うか、なんと言うか、気分が何も乗らない状態の毎日です。
自分は弱い人間だなぁと、つくづく思います。
気持ちは強く持っていたつもりですが、身体に出てしまいました。
家にいても何もする気になれず、家にこもりっぱなし。
幸い花文字をしていたので、その練習をずっとする事ができたのですが、あれをしよう、これをしよう、ここへ行こうと思う気にもなれません。
本当に弱い人間です。
自分でもため息が出るぐらい...
父は何度も手術をしてリハビリをして頑張っているのに...
父は急変するかもしれない状況ですが、家にいるより仕事に出ている方が考えなくて済んだかもしれません。
少し疲れました。
こんな事ではダメなのですが...
それでも父と一緒に頑張ります!
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