昔の父には戻れない…普通に過ごせるだけでも幸せ
今日は行きたいマルシェ へ行きたかったのですが、風邪が続いているのと、明日は大きなマルシェ の出店がある為、お家でゆっくりと過ごしていました。
もう治りかけでしたが油断大敵という事で何とか明日は大丈夫そうです。
明日のマルシェ は初めてのお寺で出店します。
お客様への宣伝と言うより、出店者様とお会いしてお話しをしに行くと言う事と花文字のイベントも来年にしたい気持ちがあるので、そこで繋がりを持てたらという事で出店を決めました。
勿論集客はしますが、お寺での集客はあまりない様な気はしていますので、そこの期待はしていません。
とにかく出会った事のない出店者様と繋がりを持つ為に行く様な感じだと思っています。
そしてそこで出会った方と楽しめたら良いなと思っています。
今、お仕事の事も考えてはいますが、それ以上に父の事を考えてしまいます。
抗がん剤治療をしていたのですが、今の抗がん剤では効果がなくなり、最後治療方法のお薬を今日から始めました。
それが合わなければもう手段はありません。
そして、例え合ったとしてもそれも効果がなくなるとその後も手段はありません。
という事はもう何もする術はありません。
治らないとは最初から聞かされてはいました。
しかし色んな方法があるから、あまり深くはその時は思いませんでした。
昔に比べて痩せ細った父…
外出をすると同じぐらいの男性の方を見かけると、癌がなければ父もこんな風に普通に歩いて、普通に自転車も乗ったり、お母さんとも出かけたり買い物へ行ったり、甥っ子達とも遊んだり、毎年行っていた旅行へ行ったり、普通の会話をしたり、海へ行ったり、山へ行ったり、神社やお寺へ行ったりしていたんだろうなと思います。
普通に毎日を過ごしていたんだろうなと思います。
今は少しずつ体力が出てきて駅まで歩けて自信が持てた様です。
でもそれもいつまでかはわかりません。
次回病院の先生とお話しをする時は、今後どう過ごして行くかと言う事の様です。
その病院の帰りに父が居ない時に母は言いました。
「お父さん、死ぬんか?」
本人は受け入れていないのか、どう言う事なのか理解をしていないのか、何もわかっていない様な感じでした。
私と母はどう言う事なのかわかりました。
次先生と話す時は余命宣告をされるのかと…
父はわかっていない様なので、頑張ろうとする力があり来年に向けての事も考えたり、気力は失っていません。
まだ自分は頑張れると言う気持ちがあります。
だから母は今後どうなるか、どう過ごして行くかなどを話すと、気力を失ってしまう為、父には話さない方がいいのではないかという事でした。
まずは先に私だけが病院へ行って先生とお話をしようと思います。
物凄く嫌です。
本当は聞きたくはありません。
言われる事は何となくわかっています。
それでも聞いておかないといかない大事な事です。
父にはその話しは暫くはしないでおこうと思います。
話すタイミングは家族で決めたいと思います。
今動ける内に、余り昔よりは足が弱くなっているので、出掛けられないかもしれませんが行けそうな所へは行きたいと思います。
私もまだ実感はありません。
この世から居なくなると言う事が…
今までもそうですが、本当に良くしてくれる人、一生懸命の人、頼れる人、そんな人が次々に癌で居なくなってしまいます。
なぜ?
覚悟はしています。
でも出来ていない気がします。
母が何度も言う言葉が、
「一生懸命しているのを見てると可哀想になる」
本当に父は誰に対しても自分の趣味にも一生懸命です。
以前の様な父にはもう戻れないと思うと本当に悲しくてなりません。
一人でいると泣いてしまいます。
思い出がいっぱいありすぎて…
外食をしていて、赤ちゃんを抱っこしているご夫婦がおられました。
泣いたりするとお父さんに抱っこされて泣き止んで、私は覚えていませんが、きっとこんな風に大切に過ごしていたんだろうなと思いました。
でもこれからも沢山楽しい思い出を作り写真や動画を撮って残していこうと思います。
私も落ち込んでいては心配させるだけです。
母と一緒にまだまだ笑いのある生活を送ろうと思います。
また父の事を綴っていこうと思います。
明日も楽しく過ごそう♪