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推し語り#1「推しとヲタクの関係性」

こんにちは。
「推し」を追っかけるアイドルヲタクです!
「推し」をテーマに音楽活動をしています。

ちなみに「アイドル」というのは大手ではなく、いわゆる「地下アイドル」と言うジャンルになります。

大手はリリースやプロモーション、メディア出演などが中心ですが、地下アイドルはライブ中心。多い人だとほぼ毎日のようにライブ活動・イベントがあり、月に何十回と推しに会うことができます。

私の推しもユニット・ソロ兼任時代は、月に20本以上のイベントがありました。1人のアイドルに対して「目当て」(=推し)で来る人は、大体5~10人くらい。ライブ動員数万人というメジャーのニュースを見ていると「え?まじ?」と思うかもしれませんが、10人って「すごい」んですよ。

だって平日の夜、仕事で疲れた体でライブハウスに直行できるか?大切な休日、貴重な時間を割けるか?と言われたら…。相当好きな人のためじゃないと難しいですよね。たった1回ですら予定調整が要ります。地下アイドルは、それを何人もの人に、月に何十回もさせてしまうわけです。これはすごいことです。

「地下は沼。」
と評されることがありますが、理由として、このように「現場回数」が大きいです。月に何度でも、好きな人に会える。最近は配信をやってるアイドルも多いので、ライブが終わって帰宅した後にコメントで「ライブ楽しかったね~」って言ったら、「うん!来てくれてありがとね~」なんて声で返ってくる。家に居てもリアルタイムで会話ができるのです。

恋人なら、週3くらいで夜ご飯に行って、その後に電話するみたいな感じ。これを繰り返すことでズブズブになります。この経験をしたら、大手を好きな人もすぐにハマってしまいます。(経験談です)

ところで、「地下アイドルが好き」と言うと、みなさんどんなイメージを持つでしょうか?陰キャ?地味?アキバ系?
どのジャンルのヲタクでもそうだと思うんですが、実は「ふつうの人」が一番多いです。典型的なヲタク像というより、ふつうのサラリーマンとか、フリーターみたいな感じを思い浮かべてもらった方が近いですね。
だからふと目の前を歩いてたサラリーマンが、自分の目指すライブハウスに入っていって、「え!あの人もだったんだ」「あ、推しTシャツに着替えてる」なんて全然よくあることです。

いわゆる「ふつうの社会人」たちが、ライブでものすごく楽しそうにサイリウムを振っていたり、交流会で生き生きと推しとお話していたり、推しと関わるときだけは、きらきらした顔をします。
たぶん、自分も推しと居るときは、そういう顔をしてるんだと思う。

距離が近いことを、マイナスに見る人もいるかもしれないけれど、月に何回も会うから、思い出と信頼は積み重なります。
ヲタクは何度も時間を作って会いに行くから、「楽しませてくれれば誰でもいい」とは思わないし、アイドルだって自分のために月に何回も会いに来てくれる人に対して、「ただのビジネスとしての客」みたいな、冷めた目では見てないと思ってます。
ただの趣味、ただのビジネス、という言葉にまとめられるものではなく、そこには一対一のれっきとした人間関係が生まれます。

私の場合、たくさん会える機会がある中で、推しだけに見せられる表情があります。たくさん話す機会がある中で、推しだけに言える言葉と、自分というヲタクだから聴ける言葉があると思っています。

「推し」と「ヲタク」の関係性、ちゃんと「ある」と思います。
そんな想いと、思い出と、みんなの表情から、いつも楽曲を作ったり、歌ってみたをしています。

※「どんなときも。/槇原敬之」カバー動画内のテロップを加筆修正した記事です。


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