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火星逆行は「溜め!」-自分のためのパワーチャージ- 9/10~11/14

9/10から牡羊座にて火星が逆行を開始しました。

火星は自分の欲求を満たし目的を達成しようとする、外へ向ける男性性エネルギーで、行動力・意欲・情熱・勇気・決断・積極性・攻め・主張・本能など。

逆行はそのエネルギーが内へ向かうので、
「溜め・パワーチャージ」期間であると言えます。

オウンサインである牡羊座にいる火星は、本来の力を思い切り発揮している状態。(火星牡羊座期間2020/6/28~2021/1/7)
その中での逆行というのもとてもパワフルです。

牡羊座は自分の存在そのものを象徴しますので、
自分が生きること自体に集中する溜めのエネルギーは、
私はどう在りたいか、どう生きたいか、などといったテーマを浮上させてくれます。
夢中になれることや情熱を注ぐ対象の再確認や、
私はどこから来てどこへ行くのかという思いが巡るときでもありますので、
じっくり自らと向き合い深めていく期間となります。

牡羊座での火星逆行は約32年ぶり。
内へ向かうエネルギーの方向に沿って
自分に集中=自分がどうしたいかに集中できる貴重なタイミング。
誰のためでもない自分のためのパワーチャージや準備の期間です。

そうすることで順行へ戻った11/14以降には、
自分の情熱をスムーズに行動に移すことができます。



過去の火星逆行期間

●前回
水瓶座→山羊座 2018/6/27〜8/27
●前前回
射手座→蠍座 2016/4/17〜6/30

火星は2年2カ月に約2カ月間逆行します。
前途した通り、牡羊座の火星が最もパワフルではありますが、
過去の火星逆行期間の振り返りをすることで、
自分の傾向が掴めるかもしれません。



今回の牡羊座火星逆行の重要な動き

●9/13 木星順行(10/19火星とスクエア)
●9/29 土星順行(9/30火星とスクエア、オウンサインにいる天体同士)
●10/4 冥王星順行(12/23火星とスクエア)

●10/ 6 地球と火星が最接近
●10/14 太陽と火星が180度の逆行ピーク同日、蠍座で水星逆行開始(古典占星術で蠍座のルーラーは火星)
●11/ 3 ヘリオセントリックで木星と土星の合=グレートコンジャンクション
●11/13 火星順行の前日に今年3回目、最後の木星と冥王星の合
●11/15 火星順行の翌日に蠍座新月

この期間内に、宇宙は図ったようにアクティブな動きをします。
山羊座に滞在中の3天体(木星・土星・冥王星)が全て逆行から順行に戻り、木星と土星においては、逆行の火星とスクエアを組みます。
木星と土星は社会天体なので、世の中・政治が大きく変化するときです。

11/3は米国の大統領選挙。
世の中を動かす政治界は、私たちの想像以上に星のエネルギーを活用しているように思います。
なので私たち個人個人も、このエネルギーを自分の望む方向に進めるためのタイミングとして活かしていきたいですね。






意識的に「放出」する

かめはめ波の「かめはめ..」のタイミングのような火星逆行期間は約2カ月ありますので、技の溜めとしては少々長めです。

個人的に最近、酵母菌から発酵ドリンクをつくることにハマっているのですが、ガス抜きをせず放置していると爆発してしまうそうです。
発酵期間のような火星逆行の集中エネルギーも同じように、
意識的にプシュッと放出してあげることが大切なのだと思います。

運動やスポーツなど汗をかいて物理的に熱を放出することの他にも、
思考や感情の放出として自分の主張や思ったことは小出しに相手に伝えることや、書き出すこと。

溜めの期間だからこそ、エネルギーが出にくく要らないものまで溜め込んでしまう可能性もあります。
怒りやイライラ、攻撃的になったり、逆に無気力になったり。
火星の攻撃性が自分への刃となると、自分を責めがち。
これはパワフルなエネルギーがスムーズに出ていないために表れる側面なので、このサインがでたらぜひ「放出」をしてみてください。

無意識で力が入りすぎたり緊張感のあるときでもあるので、意識的に力を抜き「ゆるむ」ことも日々の中に取り入れるといいと思います。




忍耐と我慢の違い

火星は「戦い」も象徴します。
火星逆行はオフェンスよりディフェンス、攻撃より守備といった感じです。

とにかく動く、前に進む、行動を起こすことで安心する傾向のある方は
立ち止まり、身を固めて、期を待つことを学ぶようなタイミング。

動きにくい感覚や動けない状況に焦りや不安を感じるかもしれませんが、
そこから行動に移さないことがポイントになります。
焦りや不安からの衝動的な行動は、結果空回りしてしまいます。

そもそも焦りや不安を感じるのは、
他人や状況や世の中など、外の世界に反応して
自分のエネルギーを明け渡しているサイン。

そこに気付いたらまたベクトルを内側に戻し、また気付いては戻し。

そのように自分と向き合うための、ある意味での忍耐力が問われるときでもあります。

「その場から動かず、戦に勝つための戦略、戦略的待機もある
忍耐、我慢も行動のひとつ」

と西野亮廣さんが言っていたのをYouTubeで聞き、
まさにこの時期に必要なエネルギーと思いましたのでシェアします。

ここで注意したいのは、忍耐と我慢の区別。

自分の長期的な目的やどうしたいか、どう生きたいかが前提にあり、
その上での能動的な溜め=忍耐は必要になる期間かもしれません。

自分の欲求をただただ抑えるだけの受動的な溜め=我慢をしてしまうこととは違うということです。

牡羊座的な自分軸に、今一度向き合っていく期間なのだと思います。

火星牡羊座期間は来年の1/7までで、年末のグレートコンジャンクションを跨ぎます。
変化が著しい時代の転換期において、自分軸を強くもつことが重要なことを意味していると思います。






ヘリオセントリック視点の逆行から分かること

太陽中心のヘリオセントリックの視点では、
逆行は、地球とその天体が一番近づくとき
=天体のパワーが最も強まるとき。

「逆行は天体のエネルギーが内へ向かう」というのも、
天体のパワーが増すからこそ、内=精神へとダイレクトに作用するということです。

いつもより距離が近くなるが故に緊張や摩擦を生むこともありますが、
それも含めて、地球の一番近くに戻ってきたその天体のエネルギーを今一度思い出すタイミング。

自分の火星エネルギーを改めて思い出し、向き合うとき。
それは情熱や意欲など自分の中の男性性の強さと同時に、弱さとも直面することかもしれません。

そんなときは自分に優しくすること、
リラックスして自分の女性性を満たしてあげること、
楽しむ!という根本的なところに立ち返りバランスを整えていきましょう。

星のエネルギーは本来良い悪いがないからこそ、
どう活かすかによって自分にとっての良いエネルギーにできます。
意味付けするのは全て自分次第。

この2カ月間は自分のための溜め期間にしていきましょう!




ユリコスペイシー

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