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新羅国王王冠はメノーラ(イスラエル受難の象徴):七枝(七支)…早くからユダヤ教の象徴的存在→七枝刀?

 メノーラは、7枝(厳密には中央の1本は枝ではないので6枝)の(燭台)をいう。
 ここで、「日本書紀」神功皇后52年を参照すると、
『五十二年秋九月十日、久氐らは千熊長彦に従ってやってきた。そして、 七枝(ななつさや)刀を一口、七子鏡ななつこのかがみを一面、および種々の重宝を奉った』
と書かれている。
 神功皇后52年と言えば、下記「日本書紀」にあるように
『木羅斤資、沙沙奴跪に命じて、精兵を率いて沙白、蓋盧と一緒に遣わされた。ともに卓淳国に集まり、新羅を討ち破った
そして、比自㶱、南加羅、喙国、安羅、多羅、卓淳、加羅からの七ヶ国を平定した。兵を移して西方の古奚津に至り、 南蛮の耽羅(済州島)を亡ぼして百済に与えた
神功皇后の軍は、
 新羅を打ち破り、百済に与えた
ことになり、(推測ではあるが)
 新羅において制作された七枝(ななつさや)刀を携えて、百済久氐らがやってきたのである。
 ここで、『石上神宮七支刀』を思い起こす。

石上神宮七支刀

 実は、『七』(7)とは、
『数字の「7」が特殊な意味合いを有しているのは、旧約聖書の「創世記」に、「神が天と地と万象とを6日間で創造し、7日目を安息日(休息日)とした。」と記されていることに基づいている。これにより、数字の「7」は聖なる数であると考えられている』
 【7】という数字はユダヤ教において非常に重要な数字です。完全性と完全性の象徴と見なされます。ハブダラ式の7つの祝福など、宗教的な儀式でよく使用されます。また、七日間、創造の七日間、喪の七日間にも使われます。
 このように宗教的色彩の濃い、七(7)をモチーフにした
  七枝のメノーラ
  七枝の刀(七支刀)
どこまでこれらの一致が重要な意味を持つのかはこれからも評価・分析が必要である。


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