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能登半島地震発生のメカニズム…平面構造(大陸プレート)から考えてみる。水平思考の一案

 能登半島地震の発生(元旦)から20日近くになる。
 ようやく、この地震発生の原因を検討する動きが多くなってきた。
 筆者は全くの門外漢であるが、ここで能登半島地震発生のメカニズムについて一つの説を述べてみたい。
 下図を見て頂きたい。これはプレートテクトニクス論の教える大陸プレートの日本近傍における四つのプレートの相関を示したものである。

日本付近の大陸プレート

図中の中央・黒■で表したのが今回の能登半島地震に関わる断層の位置である。
もう少し細かく見れば、NHKのニュースより、下図のように震源分布と重なって見える。

断層と震源分布

 実は、ユーラシアプレートは、よく知られた『糸魚川静岡構造線』を一部とする境界線が、まさに今回の地震の震源分布(断層と重なる)の東側端と見事に一致する。ちょうど震源分布の東端がユーラシアプレート境界(糸魚川静岡構造線を北側に伸ばした線)に一致するのである。
 纏めれば、
『能登半島北側にあった複数の断層がユーラシアプレートの移動(変動?)に伴い、断層に力を作用させた』
ことに伴って発生した地震であると考えてよさそうである。
 これまで報道の多くが、能登半島付近の地下垂直断面図に着目するあまり、より大きい範囲で考えた
 『プレートに連動した断層地震』
であることを見逃してはいないか?
 確かに断層の微小な変化に伴い地下水にも影響を与えるであろうが、これは『因果関係の逆転』(水➡断層に影響ではなく、断層➡水)と思えるがいかがであろうか?
 

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