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『川柳に写る世相、読む世相』
『川柳に写る世相、読む世相』
何かしら、漂っている空気が変化したような気がします。
春一番は、吹きました?
2008年の私のブログからです。
『06/13/2008 20:00:00
TITLE: 川柳に写る世相、読む世相
五・七・五で読まれる川柳は、日本人独自のものと思ってましたら最近は外国でも研究をされてたり、
実際に自国語で川柳を作ったりもされておられるようです。
川柳というと私は必ず江戸時代を思い出してしまいますが、やはりその時代に生まれたものでしょうし
時代背景を確実に反映しているのでしょうね。
所謂、町人文化が花開くと共に親しまれてきたのかもしれません。
風流を感じますし、ハイカラで粋で、いなせな感じがします。
あるいは自由で奔放で、読む人の心の温かさまで感じるのはやはり日本人だからでしょうか。
季節を敏感に感じ捉え、人への思いやりや譲り合う心、人に対して温情が深くて、
辛らつなこともあまり言いませんし、控えめな態度さえ感じます。
先日、『サラリーマン川柳』の人気投票結果が第一生命保険より発表されたようです。
1.「空気読め!」それより部下の気持ち読め!(のりちゃん)
2.「今帰る」、妻から返信「まだいいよ」(えむ)
3.減っていく、ボーナス・年金・髪・愛情(ピュアレディ)
4.円満は、見ざる言わざる、逆らわず(ソクラテス)
5.ゴミだし日、すてにいかねば、すてられる(読み人知らず)
6.「好きです」と、アドレス間違え、母さんに(蒼空)
7.国民の、年金、損なの関係ねえ(官僚)
8.社長より、現場を良く知る、アルバイト(ゴットマウンテン)
9.赤字だぞ、あんたが辞めれば、すぐ黒字(はぐれ鳥)
10.「いつ買った?」、返事はいつも、「安かった」(騙されない夫)
こんな川柳を作れる方に羨ましい思いが走りますが、
日本人に生まれたことに誇りさえ持ってしまいます。
時代に敏感に反応する態度や行動、努力は大切なものです。
普段からそんなセンスを養う事が出来ると、もっとゆとりのある快適な生活が出来るかもしれませんね。
時代は確実に変化を遂げます。
変化のスピードは、昔の100年が今の1年にも匹敵すると言われます。
取り残されないように足手まといにならないように普段から努力する気構えが必要なのかも。
川柳のように、微笑みだけは忘れずに。』
西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一