少しずつ緑のドレスが脱げてゆくㅤ長い上りの汽車に乗るとき

画像1 東京へ発つ日はいつも、このままずっとここに居たいと後ろ髪を引かれるのに、故郷から遠ざかるほど、夢から醒めるように恋しさは薄れ、車窓に映る私は大人の顔に戻ってゆく。

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