200文字
雨のリボン
3-2のクラーベを打つ
雨音ながれて
街の青にとけたリズム
きみの香りが降ってくる
きみは雨のようだった
雲にむすんだリボン
そっとほどけたから
いまキスをする
傘を忘れてもいい
ぬれてもいい
きみが左側にいればいい
雨のリボン
青い手を
つないだきみのいとしさは
雨のリボン
そっと空に
かけたまま
きみが好きだといってみる
雨のリボン
空を見上げた
まっすぐに
雨のリボン
ほどけていく
ぬれないように抱きよせた
降ってくる
雨のリボン
ふわり
晴れるころには
一緒がいい