ピアノのひとつぶ
ピアノの演奏は
詩だ
あらゆる詩を包括して
たねが芽吹くように
ひとつぶ♩
いつか美しい花が咲く
あなたのF#メロディが生まれる
人の生きざまが音符だ
あらゆる困難を歌うように生きる清々しさ
♩ひとつぶ
乗り越えてきたのだろう
歌うこととは越えることだと
ピアノ詩人の演奏は
ひとの生きる足音がする
生きざまがつくるメロディ
その響きはきっと宇宙にまで届く
ひとつぶ♩
あらゆる哀しみを抱いて
ここにいることも
ピアノの演奏は
あなたの魂の詩だから
喜怒哀楽とともに宇宙に響く
大切な誰かの心にも届くのだ
♩ひとつぶ
午後の木洩れ日
うたた寝をする
想い出もすべて
今このときのチカラにかえて
ひとつぶ♩
ピアノは歌いつづける
何度でも歌いつづける
ピアノはきっと時空を越えて
悠久のメロディに
あなたの心をのせて
彗星の如くに長く
その光のひとつぶをのばしてゆくのだ
。。ひとつぶ
むこうでうたたねしながら聴いているだろうあのひとにも
きっと届くのだろう
ピアノを前にしたら
あなたはそのままで
素晴らしい詩人だと
ひとつぶの
嬉し涙とほほえみをうかべて
静かにうなずいていることだろう
~とあるピアノ詩人のために~
~べじさん記す~
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