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ご当地グルメは、県を超えて!

実家は萩市とはいえ、島根県との県境にも近いため、スーパーには島根のご当地グルメも並ぶわけです。で、練り物売り場にあったのがこの2つ。魚のすり身に野菜を入れてパン粉をつけて揚げた山口の「魚ロッケ(ぎょろっけ)」と、魚肉ソーセージからヒントを得て島根県浜田市で生まれた「赤てん」です。

県境!練り物対決

どちらも練り物をパン粉にまぶして仕上げた、魚が豊富な海の町出身です。萩では一般的に魚のすり味で作ったコロッケ風のものを「魚ロッケ」と呼びますが、元々は萩の荒川蒲鉾店の名物(惜しまれつつ閉店してしまいました)で、今ではこの揚げ物がご当地の味として各店独自の味になり定番化しています(荒川の味を正当に引き継いだ、八次蒲鉾店もあります!)。

写真は、萩の村田蒲鉾店のもの。

萩・村田のお魚コロッケ

「お魚コロッケ」には生地に玉ねぎやにんじんなどが入っていて、厚めの衣と甘味のあるかまぼこ天の弾力が食べ応えあります。魚肉から野菜の甘い旨味が滲み出して味わい深し。

「赤てん」は、浜田市の江木蒲鉾店の看板商品。

外は香ばしいパン粉
唐辛子入りだが、刺激は微炭酸クラス

生地には唐辛子が練り込まれているので、赤い色とピリピリした刺激がおもしろい。むっちりして歯応えもよくて一気に4枚食べてしまいました。ちなみに「江木なうなう」とは昭和62年にテレビ番組『なうNOWスタジオ』で取材を受けたことから。全国放送で赤てんが紹介された記録を残しているんですね。ポップな精神を宿した個性的なピリピリ天。ご飯が進みました。

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