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JUNG KOOK - 3D (Justin Timberlak Remix)について
先月、ジョングクさんの映画観てきました。
ドキュメンタリーはぜひ観たかった。
音楽のクリエイティブな過程。
舞台裏の葛藤は応援したくなるし、可愛い姿までたくさん。
ソロ活動の一曲、3Dを振り返って。
MV初見は、Justin Timberlakeが浮かんだ。
楽曲やダンス振付の雰囲気も、Justin Timberlakeを彷彿としていた。
それに負けないスター性あふれる魅力のジョングクさんに、
鳥肌立ったし、もうワクワクした。
そして、まさかのJustin Timberlak Remixを出すなんて、プロモーションチームはどれだけ世界に衝撃与えようと企んでたの。(もちろん嬉しい驚き。)
ジョングクさん自身、この曲はSiriusXMのインタビューで2000年代初期のような雰囲気、と公言。
当時のスターでもあるJustin Timberlakを意識していたなら、ジョングクさんにとってポップスターへの挑戦だったかもしれない。
ものすごくプレッシャーでしたよね。
そんなジョングクさんを応援したかったし、嬉しくなった!!
雰囲気があるだけじゃなくて、
Justin Timberlake Remixでコラボしちゃうっていう、衝撃的過ぎる展開。カッコいい。この展開に沸いた人も居たはず。
しかも、2人の歌い方は2000年初期らしさが満載なのが、最高でした!
元々、ジョングクさんの歌い方、特にフェイクやコーラスはJustin Timberlake感が出てたから、
Remixもどっちが歌ってる?って思うぐらい協調してた。
真似したくても簡単にできるもんじゃないですよね。
Justin Timberlakeにも負けない魅力や技術力もないと、そして真似で終わらないように本人の魅力も出さないと、ただ真似したかった人で終わってしまう。
うまく受け入れてもらえなければ、ARMYで当時のJustin Timberlakeを好きだった人達を、がっかりさせるリスクも無いとは限らない。
そんな心配いはないぐらい、ものすごくカッコよかったんですけどね。
ジョングクさんは臆することなく挑戦して、受け入れてもらえるかどうか、ARMYの反応にドキドキしたりしてたのかな。
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Justin Timberlakeについて。
トップアイドルグループのNSYNC(イン・シンク)出身の、最年少でリードボーカル。
2002年、アイドルからR&B/HIP HOP路線へ、ソロデビューで出したアルバム「Justified」が大ヒット。翌年にはグラミー受賞。
その後、アルバムを何枚か出してるけど、3Dの雰囲気は、やはりこのデビューアルバム「Justified」かなと。
特に、Like I Love Youは楽器数が非常に少ないのとダンスパフォーマンスの雰囲気が似てる気がする。
使ってる楽器は、Senoritaっぽさもある。
アルバム名盤なので、ぜひおすすめ。気になる方、必聴。
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ちなみに、3Dは「Justified」の雰囲気があるとの意見は、他の方の投稿でも見かけたので、私だけの意見じゃないです。
おすすめDVDは、「Justified」中心に構成されている、Live From London(2003年)。
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アルバム「Justified」は、Pharrell Williamsがプロデュース。
Pharrellは、楽曲制作当初、収録曲の多くはMichael Jacksonのために書いたけど、
Justin Timberlakeに提供されることになったと打ち明けている。
面白い裏話で終われない、自分のものにできちゃうのがすごい。
ここから3Dの話に戻ると、
3Dは、Michael Jacksonっぽさもあるとの投稿もよく見かけたから、
3Dは、アルバム「Justified」っぽさもあるし、Michael Jacksonっぽさもある、両方の意見に納得。
ちょっと言いたかったのは、ジョングクさんがただ単に意識してオマージュしたってところじゃない。
とにかく驚いて嬉しかった。
ソロで歌って踊れるR&Bのスター、ポップスターって、しばらくずっといなかった。
2000年代は、Justin TimberlakeやUsherみたいにソロで歌って踊るアーティストがわりと活躍していた。
でも2010年代から徐々にEDM系が流行り、R&BアーティストもEDM音楽にシフト。
あとはトラップソウル系の流行りも。
しばらく、90年代〜2000年代のR&Bの良い時代だった音楽はどこかへ行ってしまった。
当時の歌って踊って魅せるアーティストも年齢的にもフェードアウトしたかんじ。
なかなか、ソロで歌って踊って魅了するスターは出こなかったと思う。
けれど、時を経て、ジョングクさんがそれをやってみせてくれた。
その衝撃はどれだけセンセーショナルなものだったか。
キャッチーで魅力的なSevenがヒットして世界が注目して、3Dで2000年初期のソロアーティストを表現できる実力で世間を驚かせて、
Standing Next to YouでMichael JacksonやUsherに通ずるエネルギーで魅せられることを証明。
このスターダムを駆け上がる瞬間を共有できたのは幸せなことだなと。
ただ、また重要なのは、ジョングクさんは自分がソロアーティストになるために努力したわけじゃない。
BTSのメンバーとして、ソロでも世界で活躍できることを証明したかったこと、
ジョングクさんが兵役前の限られた時間で挑戦して、グループ全体で兵役期間を短くできるように、ソロ活動を計画的に終えてしっかり入隊。兵役から戻ったらまたグループ活動することを見据えて。BTSのために。ARMYのために。
ARMYとしてもちろん嬉しいし、ARMYじゃない音楽好きにも通じて欲しい。
この潔さ、カッコ良過ぎませんか?
そして、今回ジョングクさんのことを気になった方、BTSが気になりませんか?
実力と人気はもちろん、音楽への本気度も魅力的なメンバーばかりです。
ここからは余談。
もったいなかった話。
3Dオリジナルの方のラップ部分歌詞内容については触れません。
歌詞や内容について、デリケートな問題と、ラップというアーティスティックな話について、
当事者ではないし、専門家でもない。
なので詳細や誰が悪いなどを言いたいわけではないです。
もちろん、たくさん考え、自分の意見は持っています。
(個人的に理解した内容は、よく目にする内容じゃなくて少数派かも。各々が理解した内容によって意見も変わるはず。ラップはアーティストが答え合わせをすることもナンセンスでしょう。)
世界へ挑戦するのに、先程も述べたけど、Seven→3D→
Standing Next to Youの流れでとんでもないことになった。
世界がジョングクさんのソロとしてのスター性に気付き、BTSの凄さも証明できる展開。
ジョングクさんの覚悟と本気はどれだけだったか。プロデュース陣も含めどれだけ。
でも3Dに関してはラップ歌詞への話題が大きく、
3DはSevenの勢いより失速した気がしました。
失速しなければ、世界への挑戦はさらに凄く、
順位はもっと伸びてもおかしくなかったかもしれない。
もっとポップスターとして話題になり、広い範囲でジョングクさんの魅力に驚いた人が出たかもしれない。
そしてジョングクさん自身、兵役前の限られた期間に、年齢的にもソロとして挑戦できる最後のチャンスだったと捉えていたかも。
それを考えると、歌詞の話題はしっかり考える必要はあるけど、
歌詞のための失速は、誰が悪いとかではなく、もったいなかったという話だけしたかった。
個人的には、応援できる時は本当に限られているから、メンバーが挑戦しているチャンスはできる限りの応援をしたいとは思ってしまいます。