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フルマラソンを走る体験。

おはようございます。今朝も勢いで書きます。

昨日、冷たい雨が降るなか、大阪マラソンが開催された。私の友人で走った人もいる。ゴール後に連絡があったが、無事に完走したようだ。ただ、やはり昨日は雨が降り続き、また気温も低かったため、いつもよりキツカッタようだ。

さて、私もこれまでにフルマラソンを4度走っている。そのうち、3回はゴールできたが、1度は途中でリタイヤした。そのときは25㎞くらいから足が急に重たくなった。30㎞からは走れなくなり、歩き始めた。そして、時間制限でバスに乗せられた。

そのときの光景は今も忘れられない。30㎞過ぎで歩き始めたあたりから、まわりには私のように走れなくなり、歩く人が増えてきた。その後ろ姿は、まるで敗残兵のようで、背中を丸め、下を見ながら、力なくトボトボと歩く。

そして、バスに乗ると、誰も一言もしゃべらず、一人で空を見ている。そのなかは「俺はゴールできなかったァ、ダメな奴だァ。」と自分を責める人たちでどよーんとした重たい空気になっていた。

しかし、バスの中はそのような人ばかりなので、どこか仲間感も感じるという不思議な空間だった。

フルマラソンはリタイアしたときも辛いのだが、それ以上に気力も体力も疲れ果てるのが、ゴールしたときである。35㎞からは本当にキツイ。私は初めてフルマラソンを走ったときは、そのあたりから泣きながら走っていたように思う。足があまりにも痛く、重く感じて。

そして、ゴールしたときは、必ず思う。「もうフルマラソンは走らない。二度と走らない。」と。

私にとって、フルマラソンはそれほどキツイ。なので、大会に出場するときは、一週間前からは気持ちがブルーになる。走りたくなくなってくるのだ。しかし、それに合わせて練習も積んできたので、走ってみたい気持ちもある。いかにラクに、スムーズに走れるかと考え続けるが、そのような方法に出会うことなく、ブルーな気持ちのまま当日を迎える。

昨日、大阪マラソンを走った友人は、フルマラソンを走った経験は私よりも何倍も多く、ランニング経験も長い。その彼女に大阪マラソンの2日前に会った。どんな気持ちなのかと聞くと、相当にブルーだと言う。ブルーになるのは私のようなまだ経験が少ないランナーのことなのかと思っていたが、そんなこともないようだ。

それほど、42.195㎞を走るのは、並大抵のことではないということか。

20㎞あたりまではいいペースで走れるのだが、そのあたりから足が重く感じ始めるようになり、25㎞あたりからは、ペースが落ちる。30㎞くらいになると足に痛みを感じるようになり、35㎞からはもうゴールだけを目指して足の痛みに耐えながら走る。

なぜ、人はこのようなツラいことをするのだろう?タイムを追っかけなければ、もう少しはラクに走れるのかもしれない。でも、私はどうしてもタイムを狙ってしまう。それが初心者なのかもしれない。

私はちょうど一年前にフルマラソンを走った。そのときも思った。もう二度と走らない、と。それは今も思っている。しかし、友人が大阪マラソンを完走したと聞いて、少し気持ちに変化が起きているようにも思う。恐ろしい。

自分が走る姿をイメージして今日もステキな一日に。

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