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コンサルタントとして、中小企業にマーケテイングのアドバイスをするときに、もっとも大切にしなければいけないこと
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
京セラの創業者であり、多額の負債を抱えて経営破綻したJALの再建を果たしたことでも知られる稲森和夫さん。稲盛さんが、人生や仕事の結果として大事になってくるのは、考え方、熱意、能力の3つだと言った。
それを、
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
と式にも表した。
このことは、コンサルタントとしてご支援先企業のマーケテイングアドバイスをして、成果を上げることにも通じる。
熱意が必要なのは当たり前として、能力がなければ成果は上げられない。能力とはスキルのことで、特に、今はWEBマーケテイングに関するスキルがなければ成果は上げられない。
厄介なのは、WEBマーケは日々進化しているため、複雑化していること。複雑になっているために、成果を上げるための能力に差がつきやすくなっている。
そのため、WEBマーケで成果を上げようと考えたとき、WEBスキルの獲得に意識が向きがちである。
それも、大事なことではあるが、あとひとつ大事なものがある。それが、考え方、になるのだが、マーケテイングで言えば、顧客理解、になる。実際に、その商品を買うお客様のことをどれだけ理解できているのか?
そこが、ズレていると、どれだけ熱意や能力があっても成果は上げられない。
例えば、私は今、築30年、40年経った古い一戸建てをリノベーションして住み続けることを提案する事業の立ち上げから業績を上げていくためのコンサルテイングをしている。
この事業の業績を上げていく肝は、集客である。古くなったお家を建て替えるのではなく、リノベーションをして住み続けたいと考える人を集めつづけること。事業にしていくには、継続的な集客が必須になる。
ただ、このテーマのコンサルテイングを始めるとき、私にはどうしても理解できなかったことがある。それは、1000万円も2000万円ものお金をかけて、リノベーションをする人の気持ちである。「そんなにもお金を使うのであれば、建て替えた方がいいでしょ!」
それまでは、新築の戸建て事業で業績を伸ばすコンサルティングを長くしていたので、余計にそう思ったのだ。
そこで、私は、いくつかのご支援先企業にお願いをして、その会社で実際にリノベーションをしたお客様のお家にお邪魔をして、話を聞きに行った。なぜ、建て替えをしなかったのか?なぜ、リノベーションを選んだのか?リノベーションを選ぶときに、何を不安に思ったのか?このようなことを聞いて回った。
そうして、私のなかで、お客様の気持ちが分かるようになり、それをマーケテイングに活かして成果を上げていくことで、リノベーションを考える人が何を考え、何に不安を抱え、悩んでいるのかについて、確信を持てるようになった。
これが、顧客理解、であり、マーケテイングで成果を上げるために必要な考え方である。これがなければ、熱意や能力があっても成果は上がらない。
また、このことに異常なまでに熱意と行動力をもって取り組み、USJや丸亀製麺、西武ゆうえんちなどで驚異的な業績アップの成果を上げ、また、この夏に沖縄で観光型テーマパーク”ジャングリア”の開発を主導するのが、森岡毅さんだ。
顧客が考えていることをよく知って、今日もステキな一日に。