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漫画マップ - 21世紀の漫画家100

2025年。21世紀の最初の四半世紀。
この時期に商業デビューした漫画家を100人選び、彼らの魅力を改めて考えています。

本記事では、その100人の分類マップを載せます。
まだ100人は選び切れてませんが、記事の作成にあわせて内容を更新していく予定です。

◆分類マップ

代表作/作家名/商業デビュー年で記しています。
自動で更新されるようにGoogleスライド使ってみました(上手くいくかな?)。1スライドに収まりきらないので、2つに分けてます。


■選出方針

自分が面白いと思った漫画家、より多くの人に読んでほしいと思った漫画家、語りたい漫画家。

これだけだとあまりに抽象的すぎるので、絞込みのために以下の条件を設けています。

  1. 商業コミックデビュー作品の刊行が、2001年〜25年のどこか

    1. デビューは商業誌コミック発売日としています。調べ易いし明確なので。商業デビューは「商業誌に読み切りなどが載った年」とすることが一般的なようですが、確認しづらい+「掲載」のレベルに幅があるので、分かりやすい上記のルールとしました。なので、Wikipediaの記載からはズレてるところもあるはずです。間違ってたら教えてくださいmm

  2. 国内の作家

    1. 国外も入れるとなると、調べるのが大変だから。デビュー年をいつとするのかも曖昧になるので、国内作家のみとしました。翻訳出版されているのも対象外としています。

  3. 共作や脚本などではなく、絵もストーリーも作者オリジナルの作品が対象期間内にあること

    1. 複数のクリエイターによる作品だと、「漫画家」として語りにくいので。まぁ編集やらなんやらで、漫画は1人で作るものではありませんが、1人のクリエイターに注目していくという主旨であるため、この縛りを設けました。

  4. 売れてるとか、社会的影響度を気にしないこと

    1. そんなことを調べられるなら苦労しないし、そこまでの力量も無い。あくまで個人的な選出と割り切ります。


■選出ジャンルについて

区分のジャンルを考える上で、課題が2つありました。

課題1:どんなジャンルを設ければ、21世紀の漫画作品群を網羅できるのか

皆さんはどう思いますか?
かなり壮大な問いで、突き詰めて考えれば「ジャンルとは何か?」という哲学的な問いに到達しそうです。そもそも、漫画家は「アクション漫画を書こう!」とかジャンルを決めて作品を作っているわけでもなく(そういう場合もあるだろうけど)、「ジャンル」という切り口で作家を分けることに意味があるのかどうか…(自分でやっておいてなんですが)。
1年につき4人選ぶとか年次毎の選出であったり、掲載誌毎にバランスよく選んでいくとかの方が、網羅性という意味はあるかもしれません。

最初はそんなことも考えました。
が、そんな厳密さをとれるほど自分には能力も時間もないじゃん!と思い直し、自分が語りたくて、作家を10人選べそうなジャンルをいくつか用意する方針にしました。
21世紀という区分で漫画を考えるなら「異世界転生」や、ホビー、エッセイ、エロなど、欠かせない要素があると思います。が、ぜんぜん詳しくない。諦めました。
皆さんならどんなジャンルを設定しますか?結構自分の趣味を振り返ることが出来て、考えると楽しいんじゃないかと思います。

課題2:そもそも作家の何を持ってジャンル分けするのか

作品ならまだしも、作家のジャンルなぞあるのか?
手塚治虫は何ジャンルの漫画家なのか?高橋留美子は何の漫画家なのか?

これも悩みましたが、そもそもベースのジャンル分けが恣意的なんだから、漫画家のジャンル当てはめは尚更です。深く気にせずノリで決めました。
一応、「デビューしてからの作品内で一貫して描かれる、作家の物語表現の拠り所」でもって、ジャンルを分けたつもりですが、かなりテキトーです。

いつか、それぞれのジャンル分けや作家選出の思いについても言葉にできたらなと、思ったり思わなかったり。


■なんでこんな事をしてるのか

1.自分の言語化能力を高めるため

別記事で書きましたが、これが自分のnote活動で求めるものです。
書評家の三宅香帆さんも仰っていましたが、好きという感情は移ろいやすいもの。ちゃんと言葉にして形を与えて、滾る思いを強く炙り出したい所存です。

2.漫画語りの末端に入りたいから

私は漫画が創作物の中で一番好きです。映画より、アニメより、小説より好き。色々勇気づけられ、考えてきた分野です。
なので、その世界で自分ももう少し何かしたい。同じ趣味の方々と繋がりたい。まだその魅了を知らぬ人に知ってほしい。という思いがありました。

とはいえ、漫画語りは沢山あるし、そこまで自分は詳しくないし、何か自分ならではの語り口はないかな〜と思ってました。
その中で、作家に拘ったレビューってあんま無いんじゃないかなーと思って、やり始めたのがこれです。やってみて、皆がやらない理由が分かります。大変だわ。

まだ10人も書けてないですが、100人完走できるかかなり暗雲立ちこめてます。早く終わらせたい思いが先走って、「このマンガがすごいを巡る」でピックアップした作家を、本企画にも組み入れちゃってます(反則でしかない)。
まぁ楽しんだもの勝ちだし、辛くなったらやめりゃいいし、気楽にやります。

うだうだ言いましたが、好きな作家についてちゃんと腰を据えて考えてみると、色々発見があるものです。その発見を楽しんでいます。
これを読んでいただけた方に、その思いが届いたら嬉しいし、新しい作家との出会いになったら尚嬉しいです!
そうなることを夢見て、じりじり更新していきます🐢



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最後までご覧いただきありがとうございました!
このシリーズは3週に1回更新しているので、3週✖️残り88人=後5年かかります。長いよ!!!続けられないよ!!!
ある程度ストックできたら毎週更新にしようかな〜と当初目論んでましたが、やってみればみるほど全然漫画のこと知らないなぁと調べる時間ばかり増えてます。やれやれ。
まぁまったり更新しますので、気づいたときに見にきてもらえると幸甚の極みです🕊️

過去の漫画紹介シリーズはこちらに。
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どうぞまた次回!

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misoichi|ライター📝
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