ディジュリドゥにハマる、冬 - 世界最古の楽器の音色
今年、ハマったものはなんですか？
私の今年最後のマイブームは、ディジュリドゥでした。
選ばれたのは、綾鷹でした。
ディジュリドゥとは、オーストラリア先住民・アボリジニによる、世界最古ともいわれる伝統的な菅楽器です。ユーカリをくり抜き作られる、ディジュリドゥのプリミティブな音色に魅せられて、世界中に愛好家が存在します。
ディジュリドゥの音色は、副交感神経を喚起する528Hzの周波帯に属するとも言われており（真偽不明）、スピリチュアル界隈からの注目も熱いです。
私は健康効果云々関係なく好きで聞いてますが。
私、幼少期にオーストラリアに連れて行ってもらったことがあり、そこでアボリジニによるショーを観劇したことがあります。
薄暗い中で繰り広げられる、大迫力のディジュリドゥの音色。
ギャン泣きして逃げ出したことを覚えています。
が、大人になり、偶然Youtubeから流れてきたディジュリドゥ音楽を聴いてみると、これが驚くほど身体に響く。
皆さんにも聞いてほしい。この魅力を感じてほしい。
そんな思いでお届けします。
まぁまずは聞いてみようや
ディジュリドゥの音楽とは、例えばこちら。
いやこれ子ども泣くでしょ。
なんか見たこと無い化粧してるし、服装ボロボロだし。
けどね、先入観を取っ払って聞き入ってみると、ポップ・ミュージックにはない独特な音色が楽しい。
現代大衆音楽は、みんなで楽しく歌い、繋がる楽曲が基本ですが、そうではない形の、太古の様式（スタイル）が魂を揺さぶります。
因みに、ディジュリドゥは種類によってはイダキなど、名称も様々あるようです。ここでは最も人口に膾炙しているであろう、ディジュリドゥの呼名で統一します。
その特徴
ディジュリドゥはあまり音階がないように聞こえます。
波のような低い振動が絶え間なく続く。
この特殊な音は、「循環呼吸法」という、口から息を吐きつつ鼻から吸う、独特の呼吸法を通して達成されます。
詳しくは以下。
初心者はコップとストローで練習するみたいなので、ディジュリドゥを購入する前に練習するのも安全かもしれません。
ディジュリドゥ、結構高いし、嵩張るし、、。
(それ以前の問題が多い)
循環呼吸法による滑らかで絶え間ない音の渦が、初級者と技巧者を分けるひとつの特徴かと思います。
例えば、以下のアーティストは呼吸がハッキリと音に表れていて、あまりディジュリドゥらしさが感じられないのかなという気がしました。
ザ・ベスト of ディジュプレイヤー
若輩者の私では、とても正当な評価は下せないと思うのですが、
日本ディジュリドゥ協会さんの方でいく人かのプレイヤーをピックアップされています。アルバムレビューなんかもあり、こりゃー大助かりです！
（日本は色んな人がいるなぁー）
普段の私はダンスミュージック系の音楽を聴いているのですが、例えば以下の動画の楽曲はグッときました。
亜流かもしれませんが、試しに聞いてみてください。
そして、あなたのお気に入りディジュプレイヤーを発掘してください。
David Hudson
ギリシャのニューエイジピアニスト：ヤニーのライブでのパフォーマンスから。圧倒的な肺活量とアップビートなテンポ、現代的なアクセントが魅力。伝統技術を引き継ぎ、現代向けなアレンジを進めるDavidのスタイルは、ディジュリドゥの限界を更新していくように感じます。
Dojo Rich
オーストリア（ラリアではなく）を拠点に活動されているディジュプレイヤー。クラシックとクラブミュージックの専門教育を背景に、2時間ぶっ続けで演奏を続ける、なかなかにクレイジーなパフォーマーです。サウンドバリエーションやビートアプローチの幅は随一で、自然と身体が動きます。
コウジ・マツモト
本邦のモダン・ディジュプレイヤーからもご紹介します。と言っても、同郷の縁で無理に持ち上げるわけでなく、とてもテクニカルで上手に感じました。ボイス・パーカッションの要素を取り入れた奏法は、伝統のディジュリドゥ・ミュージックにはない新しい可能性を感じさせます。
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最後までご覧いただきありがとうございました！
世界はさまざまなものに溢れているわけですが、まさか日本にディジリドゥ協会が設立されているとは思わなかったです。
HPの内容もかなり充実していて、学びが多かったです。興味ある方はぜひ覗いてみてください。
といっても、このジャンルに興味ある方はかなり奇特だと思いますが…。
まぁnoteだしええやろ！好きを発信する場なんや！
こんな感じで、世界の非主流の部分でも愛を持って探究を深めてくれる方がいると、思わぬ発見があるもので、素晴らしいなと思うわけです。
これからも毎週水曜、
世界を広げるための記事を書いていきます。
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