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イヤイヤをどこまで許す?
久しぶりに子育て日記を。
3歳息子が、「ご飯の前にクッキーを食べたい!」
と言って、駄々こねイヤイヤ発狂ー!って時、
「ご飯の前だけど、じゃあ1枚だけね。」
と差し出して、その場を収めるのか、
「クッキーはご飯を食べてから!!」
と何としても譲らない姿勢を見せるのか、
どちらが正解。なんてないのだけれど、どうしたらいいかなぁと悩む(いや、とてつもなくイライラする)ことって、育児あるあるだと思うのです。
私は長女のときは、後者の、どれだけイヤイヤしても譲らない姿勢を貫き通してきました。
その方がどれだけイヤイヤしても、許されないことは許されないんだと気付かせることができるし、最終的には癇癪を起こさせないように、治めることができるようになっていくものだと何かで読んだからです。
しかしその姿勢のために、毅然とした態度で接しないといけないと気を張り、娘に癇癪を起こされると、すぐに余裕のなくなる母になっていました。
ですが最近、娘のイヤイヤが落ち着いてきて、次は息子のイヤイヤを対応していく中で、ある事に気付けるようになりました。
それは、子どもは子どもなりの意見があって、それをうまく言葉にできないから、ぎゃーっと泣きわめいているのだということです。さらに、子どもがどれだけ意見を主張しても、親が聞き入れてくれないってとても悲しいことだよなぁということです。
(文字に起こしてみると、ごく当たり前のことを言っていますね。意見があるからイヤイヤと騒ぐんですよね。)
そんなイヤイヤしている子どもに対して、許されないことは許されないんだと、ルールに固執するあまり、子どもの意見をまるっきり受け入れないとするやり方は、親子関係に危うさを招いてしまうのかもしれないなと今感じています。
というのも、イヤイヤを突っぱねて対応してきた娘と私の関係を見ているといやに引っかかるのです。それは娘が息子と喧嘩した時や、娘が自分の思い通りにならなかった時、支離滅裂なよくわからないことを言うからです。
(普段はお喋り上手で、落ち着いていたら自分の思うことをしっかり言葉にすることができるという前提があります。)
例えば、娘のお気に入りのおもちゃを弟に取られて、娘が弟にやめて!と怒る時、
「もう弟くんにこのおもちゃ取られちゃってもいいもん!…ううん!取ったらどうするの?!もう知らない!!!」
という調子で、、、
え?????
と、何が言いたいの?と訳のわからないことを言い出すのです。
ここで、私が「取られちゃって嫌だったね、返してってお願いしてみたら?」と提案しても、娘は泣きながら「取られちゃったらどうするの?取られちゃってもいいもん!もう!取らないでよ!」
…という具合で、言ってることが支離滅裂になってしまうのです。
その様子を見て、
(あぁ、娘がイヤイヤしてたあの頃に戻れるなら、あの頃に戻って娘のイヤイヤの気持ちをもっとギュッと抱きしめて、受け止めて、聞き入れてやればよかったのかな)
と後悔の念にさいなまれるのです。
ですが、後悔しているだけじゃ、どうにもならないので、イヤイヤ!発狂!した時、2回に1回、(いや5回に1回でも)その気持ちを受け止めてあげられるようになりたいなと思います。
(いや、やっぱりね、イヤイヤされると、こちらはめっちゃイライラしてしまうのですよ…だから目標はかなり低め設定です)
ですが、このことに気づけたおかげで、
"あなたが意見することで、相手や状況を変えることもできるんだ"
という経験を積ませてあげることで、自分の気持ちを大事にできる人に育っていってくれたらなと思えるようになりました。
(もちろん、相手は変わらないことが普通だし、許されないことだってあるので、全部が全部受け入れるのも違うかとは思いますが、交渉次第で状況は変えられる、そんな力が自分にもあるんだと気付かせてあげたいなと思います。)
子どもたちと真正面から、おおらかに、あたたかく、向き合ってあげられる、ご機嫌な母になれるよう、精進の日々であります。