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真冬の雪降る町をまわし姿で練り歩く裸参り

年末年始に青森の各地で行われている裸参りへ行ってきました。裸参りは全国的にも開催されている場所がいくつかあるようですが、東北では雪が降り積もるぐらいの極寒の中で行われます。
特に2024~2025年の年末年始は、青森で警報が出るぐらいの積雪を記録していたため、例年より寒い中開催されました。

出発地点では氷が張った水樽に入って身を清める水垢離の儀が行われます。

野菜や酒、鏡餅、注連縄などの奉納物を担ぎながら、約600mの道のりを練り歩きます。沿道からは水をかけて無病息災と五穀豊穣を祈願します。

神社へ向かい、儀式を執り行います。足元は靴下に草鞋だけなので、足の感覚がなくなるほど冷たいそうです。

最後は鳥居前で記念撮影とみかん投げが行われて終了となります。
厳しい冬の青森で行われる伝統行事。この寒さに打ち勝ってこそ、一年の豊作と健康がもたらされると考えられていたのかもしれません。
東北の冬の祭りには、自然に立ち向かい、乗り越えていくような力強さを感じます。

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写真とお祭り旅 / ミスミタクマ
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