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米粉のおしろいを顔に塗り豊作を祈願するおしろい祭り

毎年12月2日に福岡の朝倉市で開催されている「おしろい祭り」に行ってきました。
300年続くお祭りで、新米を粉にして水で溶き顔に塗ることで、氏子の反映と新穀の豊作の感謝と、来年の五穀豊穣を祈願します。

宮座

大山祇神社で14時ごろから宮座が始まります。宮司のお祓いがあり、祝詞が奏上されます。
その後拝殿で氏子が宮座の膳につきます。

その間に隣の小屋ではおしろい(しとぎ)の準備が行われています。

おしろい

食事が終わりおしろいの準備が整うと、宮司の顔からおしろい塗りが始まり、氏子たちへも塗られていきます。

顔へのおしろい付き具合で来年の豊作を占うと言われています。

宮司や氏子のおしろい塗りが終わると、見物客にも塗られます。どうしても塗られたくなければ断ることもできますが、縁起物なので私も塗ってもらいました。
人だけでなく犬も塗られていました。

そして、このおしろいは家に帰るまで顔を洗ったり落としてはならず、火の中に入れると火事になり、帰って牛馬の飼料に混ぜて飲ませると無病息災と伝えられています。

大人から子どもまでおしろいを顔に塗り、互いの顔を見て笑いながら豊作を願う光景がいつまでも続いてほしいものです。

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写真とお祭り旅 / ミスミタクマ
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