体に栄養が入らない時
前回まで、口から食べて、栄養を吸収して、肛門から出すまでの話が終わりました。
まとめてみます。
に分けられると思います。
栄養補給をどうするかを考えるような時は、1.口から入って、嚥下するまでが出来なくなる時が多いです。
具体的にはどんな時か、
認知症や、脳梗塞なんかの脳の損傷で、そもそも食べ物を食べ物として認識できなくなった時。
認識できたとしても、飲み込む(嚥下する)という動作は、かなり複雑な認知と筋肉の制御が必要なので、脳がその処理をうまくできない時。
それと、脳は大丈夫でも、嚥下する筋肉が衰えていて、うまく動かなかったり、そもそも腫瘍や怪我などで喉の機能が壊れていたりする時。
が、あります。
その他、栄養が体に入らない状況としては、
通り道の食道や胃が通過出来ない時、下部の消化管が詰まって排泄できなくて、それより上部の消化管の流れが悪くなって食べられない状態。いわゆる腸閉塞(閉塞性イレウス)も考えらます。
そういう状態になる時には、例えば腫瘍なんかの、病気だったり、怪我だったりで、元々の病気とかをどうするかが問題になる事が多いので、栄養補給をするかしないかが問題になる事は、少ないように思います。
食べて、栄養にするという事の大変さをまとめてみました。
次からは、栄養補給をどうするかです。
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