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ワインぶどう用にハウスをお借りしました!

3月後半、年度末に差し掛かる折嬉しいニュースが続きます。

昨年からワインぶどうの圃場を探し続けて来ましたが3箇所目の圃場、お借り出来ることが決まりました!\( ˆoˆ )/

2棟お借りできたんですが、1棟は10aくらいでしょうか。

もう1棟は5aくらいかな?

入ってビックリしましたが中でコイを飼われてました。モチロン別の所へ移ってもらえるそうです。

3日ほど前まで雨が降ってたので中に水が入って来てないか確認させて貰いましたが、全然乾燥してました。しかも一見乾燥して固そうな土が実は柔らかくて足が沈んで行くんです。とても良質な土だと思います。

そして、ハウスの屋根がきれい過ぎてビックリ!ポリを変える必要ありません。

今回、ワインぶどうを植樹するに当たって『日当たり』、『水はけ』、『標高』など様々な条件のもと農地を探して来たんですが、

実は一番大事な条件が『ハウス』だったんです。

前回のnoteでもお伝えした通り、私たちは『化学農薬化学肥料不使用』でワインぶどうを育てて行きます。今現在も生食用ぶどうは約12年間化学農薬化学肥料不使用で育てるんですが、それは『ハウス栽培』によって成し得た、といっても過言ではありません。

生食用であれワイン用であれ 世界的にぶどう栽培には『ボルドー液』という農薬だけは欠かせないものなんです。
この『ボルドー液』とは、主にぶどうの葉を病気やカビ等から守るために葉っぱに散布する農薬です。通常、露地栽培でぶどうが育つのは恐らくこのボルドー液のおかげだと思います。

特に日本ではボルドー液はモチロンの事、農薬無くして果樹が育たないと言われていますが、それは梅雨や台風の時期を中心とした『降雨量』がヨーロッパに比べて非常に多いという問題があるからなのです。

日本ではぶどうが成長期の真っ只中の6月から7月にかけて梅雨時期に入ります。この時に一気に湿度と温度が上がってカビと病気が増殖してぶどうの実や葉に取り憑いてしまうんです。

そこで、『ハウス』の中でぶどうを育てる事によって圃場に水分が入り過ぎないようにコントロールする事が重要になります。

日本の年間平均降雨量は1,700㎜。ぶどうの名産地山梨、岡山、長野では約1,000㎜、高知県の年間降雨量は、おおよそ3,700㎜㎜。全国でダントツ1位の降雨量です。高知県に今までワイナリーが無かったのはこの降雨量の多さが起因してるのでしょう。

ちなみにヨーロッパの年間降雨量は900㎜以下です。
(※データはネットから収集したものをベースにしてます。多少の違いはご容赦ください)

今年定植する苗木は自前のハウスの空いてる場所とこのハウスとに分けて定植します。それでも足りない場合は

このハウスを借りれる事になったので、ポリを張って定植しようと考えてます。見た目は酷く荒れてますますが、ちゃんと草刈りしてポリを貼れば見違えるようによくなる!・・ハズです。。

以前のnoteでご紹介したこの写真の農地は、今現在借りている方の最後の収穫と後始末とで今年一年かかりそうとの事で、来年からお借りする事になりました。来年苗木を植えるときはここにします。

ここはハウスが無く農地だけの借り受けになるんですが、この場所で現在野菜を作られてる方が『中古の使ってないハウス、良かったらあげますよー』との嬉しい申し出があり、お言葉に甘えて使わせていただくことにしました。

次回は苗木植えの様子をお伝えいたします。

#ワイン #ワイナリー #ぶどう #農業用ハウス #wine #winery


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