ワインぶどうの苗木届きました!
私、昨日からテンション上がってます!
それは。。。ついにワインぶどうの苗木の第一陣が入荷したからです!
昨日届いたのはヤマ・ソーヴィニヨン200本と巨峰30本。ヤマ・ソーヴィニヨンはカベルネ・ソーヴィニヨンとヤマブドウの交配種で、赤ワイン用の品種です。日本品種のヤマブドウと掛け合わせて日本の気候でも比較的育ちやすくなってるようです。
今年はワイン品種苗木が手に入りにくく、ほとんどの種苗業者さんからは『今年どころか来年もわからないですよ』と言われる、非常に厳しい状況下なので喜びもひとしおです。
今年のこの深刻な苗木不足の原因は、今年10月から改正されるワインの『表示法』である、と言われてます。今までは海外から輸入したぶどうを日本でワインにしても『日本ワイン』と表記出来たのが、法改正以降は出来なくなってしまうんです。
そこで大手のワイナリー等が圃場と苗木を確保に走った結果、苗木が市場から無くなってしまった、と言われてます。
更にここ数年、ワイナリーブームで年々ワイナリーが増加していて昨年は過去最多の30社立ち上げられたとの事。(その中の1社がうちなんですが)その30社のうちの何割かは僕と同じく血眼で苗木の確保に奔走してることでしょう。
ある意味一番悪いタイミングに立ち上げてしまったようです。
うちは、苗木の発注し始めが今年に入ってからと呑気な事をしていたので、いざ注文を!と動いた時点でほぼ苗木の予約は完売に近い状態でした。
実は今回届いた『ヤマ・ソーヴィニヨン』も発注当初は100本しか送れないと言われていたんです。(まあこれでもまだラッキーな方だったんですが。。)
数日前にたまたまキャンセルが出たとの事で200本まで増えたのは嬉しい誤算でした。
何せ つい2週間前までは発注出来た苗木の数は全部で140本。。。
全然足りない。。
恐らく1本の木から出来るワインはボトルに換算して3本〜6本といったところでしょうか。1本の木に通常10〜20房。多くつけるワイン農家さんでも30房くらいではないでしょうか。
それも全ての木が実を100%成らせての計算です。
1本の木からワイン3本と計算すると、200本苗木があっても600本しかワインが出来ない。(計算は僕の独自のやり方です。一般の換算方と違ってたらすみません)
流石に焦り出したのは10日ほど前。(遅い!)知り合いを通して苗木の状況を聞いて回るのはもちろんの事、ネットで全国の種苗会社を調べては電話して。。を数日間繰り返して、何とか赤7種 白5種の計600本の苗木を確保出来たのはほんの数日前でした。
まあいろいろお話ししましたが、とりあえず入荷した苗木を植える作業に取り掛かることにします。
実際、大変なのはここからです。
このワインぶどうを『化学農薬・化学肥料不使用』で育てて行きます。
日本の生食用ぶどうよりも欧州系のワインぶどうは病気に弱く、日本で育てるのは難しいと言われてます。
どうか上手く根付いてくれますように(>人<;)
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