南インドへの旅③
マイソール レッドクラス初日③
2024年7月7日(月)
インドへ来て、3日目。
今日から、Kpjay Shala Mysoreでの早朝レッスンがスタート!
朝4時半に目覚ましをかけて、起床。
外はまだ暗い。
シャワーを浴びて、目を覚まし、レッスンに向かう準備。
5時20分にはフロントへ向かい、班ごとにメンバー確認後、バスに乗り込む。
サラスワティ先生のフルプライマリーレッドクラス
シャラに到着し、門の前で昨日配布されたメンバーカードを提示して、
入場していく。外はまだ薄暗い。
我々日本人50名以外にも西洋系の方々も参加されていた。
マットがピッチピチに隙間少なく、敷き詰められていく。
これが噂の敷き方かぁ~。こんなに詰めて、ヨガマットを敷くのは、初体験だった。
とりあえず、正面向かって左側のなるべく後ろの方にマットを敷いて、場所を確保。
2階に上がり、そこで身支度を整え、マットへ向かった。
アシュタンガヨガでは、練習中の水分補給はしない。汗は拭かないのがマナー。ただ、現在は、汗を拭くことは厳格に禁止している様子ではなかった。
私の斜め後ろに、子供用らしい、かわいいヨガマットを発見。
金髪の可愛らしい女の子(小学生低学年くらいか?)がお母さんの横に
ヨガマットを敷いて、お母さんに倣って、ジャンプバック⇒アップドッグ⇒ダウンドッグと動いていた。
緊張感のある空気感の中、子どもが普通にそこにいる様子に空気がなごむ。
ほどなく、サラスワティ先生がお見えになり、6時フルプライマリーレッドクラススタート!
全員がマットの前方に立ち、合掌。
サラスワティ先生のマントラに続き、総勢70名でのマントラが身体に響く。
その場の空気が調っていくような神聖な感覚に身が引き締まっていく。
今、できることをここに居られることに感謝しながら、丁寧に動こう!
私は、ハーフプライマリー以降、見よう見まねでできるとこをつまみ食いするように動いていた。
(本来はマナー違反なのだが、おそらく大目に見てくださったのだろう。
放置で自由にやらせてくださっていた。)
みんなで一斉に動くこの空間はエネルギーが満ち溢れていて、自分の中からもエネルギーが引き出されていくようなそんな感覚がした。
レッドクラスが終わると、それぞれにシャバ―サナを行い、お辞儀をして片づけに入る。
汗びっしょりでタンクトップは搾れば、確実に汗が滴るほど。
身体も心もすっきりと軽く・・・
窓から入る風とひんやりとした床がとても心地よかった。
最後にサラスワティ先生に一人一人挨拶をさせていただき、退室する。
インドには偉い人や目上の人の、足の甲のあたりを触って、
その人に対する尊敬をあらわす文化があるそうである。
私も、皆にならって、ひざまづき、サラスワティ先生の御御足に
両手で触れさせていただき、手を合わせ、名前と静岡から来た旨、
お礼を伝えて、挨拶をさせていただいた。
にっこりと笑って、「また明日ね。」とおっしゃって下さった。
先生の足は、想像していたよりも小さく、そして、とてもふわふわで柔らかかった。
シャラの入り口でもう一度心を込めて、お辞儀をして、退室。
ビーチサンダルを履いて、外に出ると・・・
ココナッツジュース売りのおじさんがいて、
先に出た皆さんたちは、ココナッツを片手に笑顔で談笑していた。
1個50ルピーのココナッツを私も購入。(1ルピー=2円ほど)
ケン先生が修行された時代は、1個2ルピーだったとか・・・。
正直に言うと、味はそう美味しくは感じなかったな。
(前回、ベトナムで飲んだココナッツジュースの方が美味しかったな・・・
なんて不謹慎かな、でも思ってしまった。)
とはいえ、汗をかいた体には、気持ちよくしみわたる。
慣れた方は、水筒にココナッツジュースを二個分入れてもらったりしていた。
なるほど~、水筒に入れて買う、そんな買い方もあるのかと感心。
他には、シャラの向かいのパタビジョイスヨガグッズショップで皆さんは
公式Tシャツやタンクトップなどなど、思い思いにショッピング。
私には恐れ多い気が勝手にして、軽く眺めるだけとする。
バスでホテルへ戻り、9時ごろ、いよいよ朝食会場へ。
朝ごはんをモリモリと食べる。
しっかりと身体を動かした後の朝食は美味しい。
マサラドーサやチャイも注文し、食べたいだけ食べた。
初代シャラを見学(レアオプション)
朝食後は、ケン先生たちがかつてプラクティスをしていたパタビジョイス氏の初代シャラ(現在は、ラクシュミ先生宅)を50名で見学する。
日常生活を送る御自宅に50名もの日本人を迎え入れて下さることに驚きとともに これぞケン先生でないと実現できないレアなオプション。
奥様と息子さんが出てきて下さり、お手製のケーキとバナナでおもてなし下さった。これだけの人数の訪問への準備はさぞや大変だったのではと頭が下がる。
ケン先生直々に当時の練習の様子をお話下さった。
ここでの日々から今の日本でのアシュタンガヨガがあり、
そして、今回の大ツアーが実現されていることにつながっていることに奇跡を感じる。
ケン先生の心の内はどのようなものなのだろうと思いを馳せる。
後日、映画内でパタビジョイス氏がインタビューを受けているシーンがこちらの邸宅であることに気づいた。
マイソールのショッピングモールへ
ホテルへ戻ったあとは、自由行動。
私とさっちゃんは、マイソールで一番大きいといわれる
ショッピングモール(Forum Centre City Mall)にまずは向かうことにした。
行きの飛行機で隣になった由子ちゃん、同じ班のふきちゃん、しょうこちゃんも一緒に。
日本でダウンロードしてきた、ウーバーアプリでオートリキシャを二台手配し、10分ほど移動。40ルピーほど(80円くらい)
初オートリキシャに心浮き立つ。
動画を撮って、喜ぶ。
バスとは違う、視界の高さ、風を受けて、町の匂い、にぎやかな喧噪を全身にあびながら 走る感覚が楽しい。
ウーバーを使っての手配は、手軽だし、面倒な値段交渉も不要。
吹っ掛けられる心配もなくて、旅行者には安心だった。
後から分かったのだが、ウーバーで手配するのが、値段も一番安かった。
ベトナムでもグラブというアプリがとても便利だったが、インドもアプリでオートリキシャやタクシーを簡単に手配できることが有難い。
私は、日本でクレジットカードをアプリに紐づけしていたが、
支払いをクレジットにすると、インドでは、来ないこともあるらしい・・・との情報をもらい、支払いは現金を選択しておいた。
「三人よれば文殊の智恵」ならぬ、5人でそれぞれ知恵を出し合い、一つ一つクリアしていく感覚も旅ならではで楽しい。
ショッピングモールに到着すると、1階では、腕相撲大会が行われていた。
ピンクの帽子?をかぶった選手たちで盛り上がる会場を横目に買い物散策スタート。
集合時間を定めて、自由に動く。
定番のスターバックスでインド仕様マグカップをチェック。
ベンガルールのマグカップがグリーンとピンクで可愛らしく、気になったが・・・マイソールじゃないしなぁ・・・と食指動かず。
1階の日用品や食料品コーナーでスパイスやマイソール石鹸、お土産スナック、インスタントラーメンなどを買い込む。
スパイスは、「悪魔のクソ(=ヒング)」を購入。
キャンペーン中だったようで、チリペッパーもおまけで頂く。
うん、すごいにおい・・・。(後日、他のお土産にまで匂いが移ってた・・・)
日用品コーナーでは接客のインド人のお姉さんがたが色々とお勧めしてくれた。
その後、一旦集合したところで、みなで情報交換する。
「下に日本でいう しまむら があって、2階に 日本でいう ZARA があって、手軽でお洒落なパンジャビドレスがたくさんあるよ~」と情報をもらう。
まずは、モール内のフードコートで軽食を取る。
私は、色々見ながらもなんだか食指が動かず、
マイソールコーヒーを注文した。
カフェラテに当たる感じの飲み物をスチームミルクがインドのチャイ式に作られ、高ーいところから、エスプレッソドリンクにふわふわのスチームミルクが注がれていく。
これは、見た目も味もとても美味しかった。
結果、これが、インドで飲んだ一番おいしいコーヒーとなった。
同行したふきちゃん、しょうこちゃんが注文した中華の焼きそばや
辛いチャーハン的なもののおすそ分けを頂いたり、
さっちゃんが買った、ナッツぎっしりのインド式ようかん?的なお菓子を
頂く。このお菓子は、オーガニックだし、味もとてもよかった。
その後、ZARA的ショップへ向かう。
699ルピー(1400円弱ほど)で可愛い柄がたくさん。
色々迷って、結果、私は二枚のパンジャビドレスと裾にラメの入った白い麻っぽい涼しげなパンツ(1299ルピー)
ゴールド色のピアス(199ルピー)を購入した。
レジでは、なぜかインドの電話番号を聞かれる。
スマホの番号を伝えようとすると、インドの番号は?と聞かれる。
ない・・・と伝えても、その先に進めてくれない。
約束していた集合時間も近づき、焦る。
結果、さっちゃんが知り合ったばかりのインド人の電話番号を伝えて、とりあえずは終了。
登録すると、値引きするとか・・・?
結局、なんだったのか、どう値引きされたのか曖昧なまま終了。
何だったんだろう・・・誰か知っていたら、教えてほしい。
さっちゃんのお友達、ごめんなさい。
何か案内がショートメールでいったのか・・・不明。
今回の旅で電話番号を聞かれたのは、このZARAだけだった・・・。
再び、オートリキシャを手配し、ホテルへ戻る。
プチ冒険終了。
私は、念願のオートリキシャに乗れて、嬉しかった。
ライトアップしたマイソール宮殿
夕方からは、バスでマイソール宮殿に出かける。日曜のみのライトアップなのだとか。
ライトアップされる寸前の宮殿とライトアップ後の宮殿を楽しむ。
道路には観光用の馬車も出ていた。
マイソール宮殿がライトアップされるのは日曜のみ。
インドの人たちにとっても大人気な観光地のようでたくさんの人であふれていた。
ライトアップされた宮殿はまるでディズニーランドのようで美しい。
宮殿だけでなく、ダサラ広場を囲むヒンズー教寺院や象が通る門もライトアップされ、美しかった。
ちょこちょこ停電するインドでこれだけのライトアップをして大丈夫なのかと余計な心配をしつつも、美しさには素直に感動する。
また、私たちが記念写真を撮っていると、なぜか私たちを撮影するインド人たち多し。
一緒に記念撮影しようと誘われることも一度や二度ならず。
一緒に撮影するだけでキャッキャ、キャッキャと大騒ぎで盛り上がる・・・。
とにかく、あちらこちらで私たち、黄色い人たちは大人気!
インドの人たちとの写真撮影会が繰り広げられるのでありました。
人懐こくて、笑顔の素敵なインドの人たちは魅力的だった。
目が合って、にっこり笑ったインドの可愛らしい女の子と私も一緒に記念撮影。何気なく、右手の平を上に向けると、その上に女の子が右手のひらを重ねてくれる。
言葉は少ないながらも、笑顔で温かいエネルギーを交流しあう感覚が嬉しかった。
マイソール宮殿を後にして、ホテル着後、夕食。
明日から始まるマイソールスタイルの練習に備えて、洗濯、準備を整えて、休む。
今日も、濃くて、長ーい、充実した、そして楽しい一日でした。