自分にあった仕事の選び方
「脳内妄想」
二十歳代の頃
一度だけ流れ作業の仕事についたことがある
子供を一人出産してしばらくしてからのことだった
みんな同じ作業着を着て同じ時間働き午前中15分休憩
女子ばかりの職場で数少ない男子は上司であり流れ作業の監督である
お昼になるとお弁当の時間である
当時カップラーメンの自販機が置いてあり
お弁当を作らないでちょくちょくカップラーメンを食べてものである
当時はテレビとかビデオの部品を制作していた
ブランド力のある日本製品は人気があり
生産が追い付かないくらい売れたのだろう
そんな製品の部品を組み立てる仕事だ
お昼休みが終わると流れ作業の再開である
午後15分休憩をはさんで
5時の終了時間がくるまで同じ作業をコツコツやり遂げる
それが毎日のルーティーン変化することはない
そんな退屈で同じ時間の流れをやり過ごすため
流れ作業をしながら「脳内妄想」に没頭したものだ
わたしが一番多く「もし〇〇だったら」とIF活用をしたのは
宝くじが当たったらだった
この妄想は果てしなく続いたものだ(笑)
「もし金持ちと結婚していたら」も良く妄想したな(笑)
とにかく他力本願で自分で努力をせずに楽して幸せになりたいと願った毎日である
そんな妄想生活を2年近く続けたが
精神を病んで来ているのが自分自身で感じてきて
やっぱり流れ作業は私には向いてないと転職した
そこからサービス業に転職し15年ほど勤めた
人間得手不得手がある
わたしは流れてくる同じ部品とは会話ができなかった
やはり機械より生身の人間と接している方が性に合っていたようだ