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【0円記事】エピソード0 .1 〜雑に使った大金〜

エピソード0はこちら↓
https://note.com/mise_okinawa/n/n7c2cb44e5ed4

実は自信を省みた時に、真面目と感じる部分と不真面目と感じる部分の双方ある。

「今なら110万でキッチンカーが買える」と前回の記事で記載しているが、それを知るためにネットと足で調べてはいる。「買いたい」欲が生まれてからのスピード感は早かった。至って真面目に、「なるべく低価で損をしないように」という観点でキッチンカーを探し始めた。

残念ながら、県内(沖縄)に車体加工業者が少なかった事に気付いたら、DIYするモチベーションもテクニックもなかった私は、狙いを既に完成されている車に絞った。元々の不真面目さが前面に出て、車について頭を悩ませるのがイヤになり、「早く買って早く営業しよう」というスイッチが入った。
(ちなみに、全国的なキャンピングカーブームなども相まって、移動販売に使用出来そうな特殊車は県内でもよく見かけるようになったと感じるし、車体加工業者も増えているだろうし、県外からの移輸入のほうが盛んだろう。移輸入という単語はついさっき知った。)

大きな買い物をなるべく避けたかったので、中古車だけを探していた。すると、自然と選択肢が狭まる。楽になった。

そもそも車両加工業者に、中古の一般車(ここではミニバンや荷台に何も設置されていない軽トラックなど)を利用してキッチンカーとして使える仕様に変えるのに最低でも250万は覚悟したほうがいいとの助言があり、それに難色を示した私に100万で中古キッチンカーを譲れるというオーナーまで紹介してもらったという経緯を忘れてはならないだろう。

100万円の車は、手入れが行き届いており、車内の設備も申し分なく、買った次の日には店が始められそうと感じた。
私は、値段交渉のセオリーと信じて、すぐに購入を決めず一旦保留とし、2日置いて10万円の値下げをお願いしてみた。叶わなかった。当然だろう。既に破格と感じながら下げようとする事にも無理がある。
1週間後にダメ押しで再び交渉しようと電話した時には、既に別の購入者の元に渡っていた。

この経験は私の焦りを加速させた。何もしていない状態では生活費が底をついてしまう。

次に120万円で買えるという車に辿り着いた。

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※この写真は購入後、というよりごく最近、売却前に張り紙やステッカーを剥がした後のものです。

…実は悪い癖が出ていて、今noteに当時の状況をまとめようという時に、過去撮った写真をほとんど保存していない。詰めが甘いのは生まれてからずっと変わらない。

形は理想に近かった。というより、理想が高くなかった。見た時のインパクト重視だったので、一目で「何か売ってそう」と感じてもらえる外観があればよかった。しかも、節約(ケチと言わないで)を極めるために、装飾が必要なら自分でやろうと決めていた。

不思議なものである。一から車を作る事は簡単に諦められて、「色を塗るくらいなら、シール貼るくらいなら」と、実際は技術を必要とする事には気付けなかった。

この車もやはりキッチンカーとしての機能が元から備わった状態のものだった。納車までは販売車としての登録や多少のメンテナンスをしていただく事になったものの、食品を販売する際に必須のシンクも庫内で電器類を使えるようにする外部電源もあった。

買った。

少しだけ値下げも成功した。
煩わしい販売車としての登録の代行まで任せて10万円引けたのは、コミュニケーションスキルが低い私にしてはよくやったほうだ。

さて、どうする。
まだ買ったとこまでしか進んでないぞ…

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