秘密保持契約の締結を拒否した理由
この投稿は、2023年3月から始まった立退き交渉が、2024年9月に訴訟へ発展した件について、「実は立退き訴訟で法廷に立っていました」という投稿に関連します
2023年4月4日、交渉代理人から「個別性の強い話を伺うことになると考えているので…」との理由で、秘密保持契約の締結が提案されました。
私はこれまで信越化学工業勤務時代の退職時や、翻訳会社サン・フレアとの契約で特許翻訳(英→日)を始める際などに秘密保持契約を締結した経験がありますが、今回は締結を拒否しました。
主な理由は以下の通りです:
1. 隠すべきことが何もない
退室を拒む背景において、私には隠すべきことが一切ありません。
2. 精神的負担の懸念
一見、私を配慮した提案に見えるかもしれませんが、原告に関する秘密を聞かされたり、交渉中にどこまでが秘密事項に該当するかを判断する必要が出てくる可能性があります。これが長期にわたり精神的負担となることも考えられます。
3. 他の賃借人との関係性
私以外の賃借人が貸室を生活拠点としていなかったと推察しています。
この推察が正しければ、2019年9月に私が転居する際、人体実験組織またはその関係者が大東建託パートナーズや他の賃借人に何らかの働きかけをした可能性があります。
こうした人権侵害の解決に繋がる情報を秘密保持契約の下で聞かされることで、私が不利益を被る恐れがあります。
また、この提案があった10日前、NHKの『クローズアップ現代』で地上げ・立退きに関する特集が放送されました。
記事には記載されていませんが、番組放送中に被害者の一人がインタビューに答え、「自分にも秘密にしておきたいことがあったため秘密保持契約を締結した結果、相手の秘密を聞かされ、それを口外できなくなった」といった内容が放送されていました。
立退き交渉に限らず、個人で秘密保持契約を締結する場合は慎重に検討すべきです。