淑女のゴルフを目指して/「私の全英」への道〜全英第1日目
このお話は普通の主婦がスコットランドでゴルフをするお話であの「全英オープンゴルフ」のお話ではありません。
「私の全英1日目」Gogarburn Golf Club
前回少しご紹介したように、「私の全英」第1日目は12ホールのコースです。ここに限らず、日本のようにゴージャスなクラブハウスがあるわけではありません。
スループレイなのでレストランも必要なく、ゴルフが出来る格好で出向くので、ロッカーも必要ないのです。
小さな建物に受付があって、そこでネット予約している旨を伝えればOK。
それ以外に用事がないので、建物の奥は他の人の気配がないのです。
女子トイレを探すのがこわかったー(笑)。
第一印象…やわらかい!
コースに一歩足を踏み入れて感じたことは、草がやわらかいこと。
やっぱり、イングリッシュガーデンが発祥する理由として感じたあのサーッと降る毎日の雨。あれです。
日本でも春から夏にかけて、ゴルフコースの芝はきれいに生育しますが、こんなに全域に水が撒かれるわけではないので、芝が生えても柔らかい状態を維持することはできないと思います。
それでいて、ここの土は雨上がりのようにグチュグチュにはなっていない。
適度な雨がちょうどいい感じの芝のやわらかさの維持に役立っているようです。
第二印象…静か
人が少ない、というか、いない。
火曜日の午後3時頃とはいえ、ホテルから車でたった8分!
エディンバラ市内にもエディンバラ空港にも20分以内。
日本ならカートの音ぐらいするでしょうが、例のトロリーを自分でゴロゴロ(電動だとブーンぐらい)してるだけなので、人の気配を感じないのです。
実際に、前にも後ろにも他の組を見なかったし、遠くに折り返しの組を見かけたことはあっても、(スループレーのコースはクラブハウスから出て、クラブハウスに戻ってくる感じのレイアウトで、しかも隣接するホールと木々などで遮断されていないところも多い)まったく気にならない程度です。
第三印象…体が軽い
それはたまたまでしょう!?と思われるかもしれませんが、日本からロンドンに入り、4日目で午前中は観光してかなり疲労があって、バテてきてもいいはずなのに、コースに出たとき体が軽く感じました。
スコットランドでのゴルフを経験した他の方のブログで「ここでゴルフするとマイナスイオンのせいか気持ちいい」と書かれていたことを思い出しました。
これに似た経験を以前日本で感じたことがあります。
皇居での勤労奉仕。
ご存じでしょうか?宮内庁に申し込んで皇居の中を4日間清掃奉仕するのですが、毎日15000歩ぐらい歩いているのに、足が軽く疲れないのです。
東京という都会の真ん中ですが、皇居の中心部で作業をしていると、まったくビルも見えず、森の中にいるようでした。
緑の力、自然と人間の細胞の合致みたいな、自然の中に体が溶け込んだ感覚でした。
「私の全英」第1日結果
私の実力で初めての海外ゴルフの結果です。
スコアとしては特別良くも悪くもない気もしますが、この「大袈裟にならないゴルフ」(待つこともなく12ホール2時間ぐらいで回れて、一日を有意義に過ごせる)は大好きです。
こんなゴルフ場が家の近くにあったらいいなあと思わずにはいられませんでした。