【コラム】地域おこし協力隊として3年目を過ごした、2024年を振り返って。【みさすてβ】
どうも、こんにちは。
あっという間にクリスマスを過ぎて、すっかり年末ムードが漂っていますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、久しぶりの更新となった美里に関するコラム企画『みさすてβ』。美里町地域おこし協力隊3年目の大村がお送りします。
残りわずかとなった2024年を個人的に振り返ると、地域での活動に広がりや深まりを感じた1年でした。2022年4月に協力隊として着任してから、おかげさまで町内での縁が広がったこともあり、それなりに頼られる機会も増えています。
たとえば、町内イベントの実行委員メンバーに混ぜてもらったり、学校の総合学習の授業をつくらせてもらったり。積み重ねてきた地域の人とのつながりの中で生きているからこそ、自分自身のできることややるべきことを感じる、そんなしあわせな日々です。
さらに、「対話」というキーワードが自分の中でより浮き彫りになりました。美里で暮らす人と人が時間を共にして、それぞれ自らの思考や感覚を共有することは、地域のつながり(ひいてはまちづくり)を促進するきっかけとなります。ただ、これまで町内にはなかなか対話をする機会がありませんでした。
僕自身はそんな場をつくることに役割を感じていて、多様性と主体性を尊重するあり方が、そもそも好きです。もちろん誰もが楽しめるよう気を配ることはありますが、あえて心がける必要もないほど、ごく自然に自分のミッションとして掲げることができています。
町内での焚き火やまちづくりワークショップに取り組んだ2023年を経て、2024年はオンラインの対話イベントや町の教育委員会とタイアップした対話の場づくりにも励みました。特に2025年4月に迎える「美里中学校」の開校に向けては、地域の人同士でざっくばらんに意見交換するワークショップを、現在進行形で実施中です。
これまで2回行いましたが、いずれも40名ほどの参加者が見られ、それだけ教育や地域を想う人がいるのだなあと、つくづく感激します。そしてあらためて、対話の機会さえあれば、すなわち考えや思いを表現する場さえあれば、年代や肩書きを超えたつながりを生み出せるのだと感じます。
ひしひしと感じていた「対話」の可能性が、自分の中でさらに強まった2024年でした。さあ、来たる2025年はどんな年になるでしょうか。個人的には3月に協力隊の退任を迎える予定で、その先のキャリアについては現在調整中です。正式に決定次第、お知らせできればと思います。
今年もお世話になりました。ほんとうに、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。