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言霊(ことだま)の力に頼っちゃだめなんだ。


前回のnote「愛する母へ、おくる言葉」を読んでくださった方々
本当に、ありがとうございました!

(まだの方は、よかったら読んでみてください。まだスキとかコメントとかもらえるの、すごく嬉しいです。)



他の誰でもない、私自身の母に向け紡いだ言葉。

そんな言葉が、note編集部のおすすめに掲載され、過去の5倍という数の人に覗いて頂けた。
100に近いスキも頂けて、至る所から感想のメッセージが届いた。



自分の紡いだ言葉が多くの人に届くこと
それがこんなにも嬉しいんだって、感動した。



アーティストプロデューサーとして、絢香、Superfly、CHEMISTRY、
平井堅などを手がけた四角大輔さんに数年前お会いした時、仰っていた

「ヒット曲に多いのは、大勢のファンに向け書かれたものでなく、
本人が想うある特定の1人へ向け書かれたもの」


というお言葉を、なんだか思い出した経験だった。



そしてもう1つ、腹落ちした言葉がある。


「あなたの中の届けたいこと、伝えたいこと、
読み手の心をぶんなぐるつもりで書いてる?

驚かせようとか、ワクワクさせようとか、
忘れさせないぞって気持ちで書いてる?

やっつけでやらない。
自分が感動してないと、相手を感動させられない。」


こちらは、電通のコピーライターであり
私が通ってる講座「言葉の企画」の講師である阿部広太郎さんのお言葉。



「人のこころを動かすには、
 自分のこころを使うこと」


これは、私が大好きで大好きで大好きな、友達であり前職の先輩である
ウェディングプロデューサー柴田奈々子の言葉。


これらのお言葉を思い出したのは、
「愛する母へ、おくる言葉」の公開後に届いたメッセージを読んだ時だった。



「愛する母へ、おくる言葉」に対して、
「泣いた」のメッセージが、これら合わせて5件届いた。

驚いた。

私も、「愛する母へ、おくる言葉」を泣きながら綴ったのだ。


私が涙しながら想いを込めて綴った言葉を
拾った人が、想いを汲み取って涙する。


「言霊(ことだま)って、本当にあるのかも。」

そう思った。


きっと、本当はお母さんなんてさほど好きでもないって人でも、
あのnoteって書けると思ってる。
そんなに珍しく難しい構成でも言葉でもない。

嘘が上手い人や想像力のある人は、同じようなnoteを作れるはず。

それくらいのnote。
でもそれくらいのnoteにこれだけの反応を頂けたのは、
言霊というもののおかげなんじゃないか、と考えてしまう。


ことだま【言霊】:言葉に内在する霊力。

その言葉はよく耳にしてきたけど、

「言霊って、すごいな…。」

って、初めて思えた。



言葉は、その言葉を紡ぐ瞬間の私の感情が乗ったまま、私から離れていく。

これからはそう意識して、発していこうと思う。




でも、どれだけ人の心を揺さ振る感情が言霊として乗っていても、
その言葉を使ってどう表現するかで、感動レベルは大きく変わる。


遠回しな表現をして深みを加えてみたり、
余白を残して考えさせる表現をしたり、
ちょっと崩してユーモアを加えたり、
並べる順を変えてインパクトを作ったり。。

言葉の企画 第4回で講師の阿部広太郎さんから学んだ、
“カメラマンみたいな目線で書き、ヒキとヨリで揺さぶる”
という方法も。



そして、ただ「伝わった」で終わらない、
「面白い!」「こんなの初めて!」みたいな、
読者にとっての新しく楽しい発見がある表現がしたい。


難しい。まだ私にはその力が足りない。



言霊の力だけに頼らず人を感動させられる、
自分にしかできない表現力を、自分のものにしたい。



まだ見つからないと葛藤する、2019年夏です。


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みなさん、身体に気を付けて、素敵な夏をお過ごしください。



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※上記の“カメラマンみたいな目線で書き、ヒキとヨリで揺さぶる”を含めた講座の詳しい内容は、企画生がレポートしてくれるのでまた公開されたらシェアします。

ちなみに、こちらは前回の講座のレポート。
ネーミングについて学びたい方はぜひ読んでください!



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