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言霊(ことだま)の力に頼っちゃだめなんだ。
前回のnote「愛する母へ、おくる言葉」を読んでくださった方々
本当に、ありがとうございました!
(まだの方は、よかったら読んでみてください。まだスキとかコメントとかもらえるの、すごく嬉しいです。)
他の誰でもない、私自身の母に向け紡いだ言葉。
そんな言葉が、note編集部のおすすめに掲載され、過去の5倍という数の人に覗いて頂けた。
100に近いスキも頂けて、至る所から感想のメッセージが届いた。
自分の紡いだ言葉が多くの人に届くこと
それがこんなにも嬉しいんだって、感動した。
アーティストプロデューサーとして、絢香、Superfly、CHEMISTRY、
平井堅などを手がけた四角大輔さんに数年前お会いした時、仰っていた
「ヒット曲に多いのは、大勢のファンに向け書かれたものでなく、
本人が想うある特定の1人へ向け書かれたもの」
というお言葉を、なんだか思い出した経験だった。
そしてもう1つ、腹落ちした言葉がある。
「あなたの中の届けたいこと、伝えたいこと、
読み手の心をぶんなぐるつもりで書いてる?
驚かせようとか、ワクワクさせようとか、
忘れさせないぞって気持ちで書いてる?
やっつけでやらない。
自分が感動してないと、相手を感動させられない。」
こちらは、電通のコピーライターであり
私が通ってる講座「言葉の企画」の講師である阿部広太郎さんのお言葉。
「人のこころを動かすには、
自分のこころを使うこと」
これは、私が大好きで大好きで大好きな、友達であり前職の先輩である
ウェディングプロデューサー柴田奈々子の言葉。
これらのお言葉を思い出したのは、
「愛する母へ、おくる言葉」の公開後に届いたメッセージを読んだ時だった。
電車の中でnote読んで、
— ユースケさん ☁️ (@yusukesann1121) August 2, 2019
油断してて、泣いたわ😭
さすが、サプライズプランナー✨
気が付いたら泣いてた😭 https://t.co/zj4wWEBlC8
— ウシジマ (@usjm72mi) August 2, 2019
「愛する母へ、おくる言葉」に対して、
「泣いた」のメッセージが、これら合わせて5件届いた。
驚いた。
私も、「愛する母へ、おくる言葉」を泣きながら綴ったのだ。
私が涙しながら想いを込めて綴った言葉を
拾った人が、想いを汲み取って涙する。
「言霊(ことだま)って、本当にあるのかも。」
そう思った。
きっと、本当はお母さんなんてさほど好きでもないって人でも、
あのnoteって書けると思ってる。
そんなに珍しく難しい構成でも言葉でもない。
嘘が上手い人や想像力のある人は、同じようなnoteを作れるはず。
それくらいのnote。
でもそれくらいのnoteにこれだけの反応を頂けたのは、
言霊というもののおかげなんじゃないか、と考えてしまう。
ことだま【言霊】:言葉に内在する霊力。
その言葉はよく耳にしてきたけど、
「言霊って、すごいな…。」
って、初めて思えた。
言葉は、その言葉を紡ぐ瞬間の私の感情が乗ったまま、私から離れていく。
これからはそう意識して、発していこうと思う。
でも、どれだけ人の心を揺さ振る感情が言霊として乗っていても、
その言葉を使ってどう表現するかで、感動レベルは大きく変わる。
遠回しな表現をして深みを加えてみたり、
余白を残して考えさせる表現をしたり、
ちょっと崩してユーモアを加えたり、
並べる順を変えてインパクトを作ったり。。
言葉の企画 第4回で講師の阿部広太郎さんから学んだ、
“カメラマンみたいな目線で書き、ヒキとヨリで揺さぶる”
という方法も。
そして、ただ「伝わった」で終わらない、
「面白い!」「こんなの初めて!」みたいな、
読者にとっての新しく楽しい発見がある表現がしたい。
難しい。まだ私にはその力が足りない。
言霊の力だけに頼らず人を感動させられる、
自分にしかできない表現力を、自分のものにしたい。
まだ見つからないと葛藤する、2019年夏です。
みなさん、身体に気を付けて、素敵な夏をお過ごしください。
***
※上記の“カメラマンみたいな目線で書き、ヒキとヨリで揺さぶる”を含めた講座の詳しい内容は、企画生がレポートしてくれるのでまた公開されたらシェアします。
ちなみに、こちらは前回の講座のレポート。
ネーミングについて学びたい方はぜひ読んでください!