#38「お腹に息を入れて〜」のお腹に袋がある?
コンディショニングディレクターのみおみさとです。
息を吸うときに「おなかに息を入れて~」とか「背中を膨らませて~」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
お腹が膨らむので、実際に空気が入る袋のようなものがお腹に存在している、と思われているかもしれません。
実はお腹に空気を入れる袋はないのです。
私もレッスンで言うことはありますが、イメージしやすいようにそのような表現でお伝えしています。
それではいったいどこに空気が入っているのかというと、
肺
です。
お腹の位置にはなくて、お腹よりは上にありますね。
息を吸ったときに横隔膜が縮みながら下がります。
そして内臓を押し下げます。下がった内臓がお腹にある袋が大きく膨らんだように思えますよね。
そして息を吐いたときに元に戻ります。
これが座ってやると逆になりやすかったりしますが、いわゆる腹式呼吸。
寝て行うと自然にできますよ。
ちなみに吸った空気は気道を通り、肺胞に入ります。
肺胞はトップ画面にもあるようにブドウの房のような袋です。
この肺胞の周りには毛細血管が覆っていて、そこで酸素と二酸化炭素のガス交換が行われているのです。
下のイラストにもあるように心臓を介して矢印が描かれていますよね。
心臓と一緒に肺も血液の循環の為にお仕事をしています。
迷路のようなイラストですね。
マスク生活では、肺に入ってくる酸素の量が減っています。そうすると血液にふくまれる酸素の量が少なくてカラダ全体が酸欠のようになりますよね。
めまい、頭痛、息切れなど。カラダが細胞レベルで酸素をもとめているような気がしてなりません。時々大きく息を「はぁ~~~~~~~」っと吐いてみましょう。
今日は呼吸するときに息はどこに入っていくの?でした。
答えは『肺』でした!
それではまた明日~
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