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【日記?】 『ドロステのはてで僕ら』を見る

2024.10.23

 今年の夏に私の中に再来した“ヨーロッパ企画期”が、今かなり盛り上がりを見せている(←他人事風)。
 前日に見た『リバー、流れないでよ』についてネットで色々調べていたら、それより前に『ドロステのはてで僕ら』なる映画が作られていることが判明した。
 2分先の未来が分かってしまう話、とな……これまた“2分”なのか! 細かい話が好きな私は飛び付いた。

 これも舞台は京都。
 京都は狡い。仮令コメディ調でも、京都というだけで絵になるのである。この作品はほぼカフェの中で繰り広げられるからそんなことは関係がないように思われるかも知れないが、初めに外が映るのだ。それだけで何故か(あーええなあ)と思ってしまう。これが京橋ならそうはなるまい。

 で、これはループものではなかった。
 未来や過去の自分達と会話することを楽しんでいたら、とんでもないことに巻き込まれてしまうのだが、やはりこれも色々上手くいって、最後はいい感じになって終わる。

 闇金の事務所に助けに行ってからがもう面白過ぎた! 一々ケチャップもシンバルも出してしまわなくてもいいのに、とか、虫を手渡されたからと言っていつまでも腰を抜かしていないだろう、とか、つっこみたいポイントはあるが、そこが面白いのだ!

 『四畳半神話大系』でヨーロッパ企画を知ってから早14年、まだまだ見ていないものが沢山あるようなので、今後、極めていきたいものである。

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