【1分で】#4 Daily US Business Update|サルサソースの様に辛い『Taco Tuesday』を巡る戦いが終結|2023/10/26
みなさん、こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。
毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊
では第4回、2023/10/26です!
サルサの様に辛い『Taco Tuesday』を巡る戦いが終結
Taco Bell wins Taco Tuesday trademark fight as New Jersey bar concedes
まとめ
カリフォルニア州アーバイン市に本社を置く、アメリカ合衆国の大手ファストチェーン店「Taco Bell(タコベル)」が「Taco Tuesday(タコ・チューズデー)」のフレーズを巡る争いに不戦勝。誰もが自由にこのフレーズを使用出来るようになりました。
実はこのフレーズ、元を辿ると1979 年にニュージャージー州にあるレストランバー「Gregory’s(グレゴリーズ)」が発祥の地。「Taco Tuesday specials(タコ・チューズデー・スペシャル)」を販売し始めたのがきっかけです。
グレゴリーズは1982 年に商標を獲得し独占権を得ましたが、紆余曲折を経て現在までグレゴリーズがニュージャージー州での権利を保持し「Taco John’s(タコ・ジョンズ)」が他の49州での所有権を維持していました。
今回グレゴリーズとタコベルが法廷で火花を散らさなかったのは、グレゴリーズが「金額(裁判費用)に対価(商標権を維持出来る可能性)が見合わない」と判断したからです。グレゴリーズはタコベル相手では法廷で負ける可能性があると判断し、権利を放棄しました。またタコ・ジョンズも7月に同様の判断を行いました。
グレゴリーズのオーナーGregory Gregory氏は「商標の放棄はニュージャージー州外の人々へのTaco Tuesday(タコ・チューズデー)の文化形成と啓蒙に繋がる」と語りました。またタコベルは今回の動きを「世界中のレストランがタコスのプロモーションで平日を祝うことができる、新たな時代の幕開け」と賞賛しました。
メキシカン料理市場の盛り上がりを保つためにも、今回の商標を手放し自由競争化することは良い動きだと感じました。
消費者と事業者、双方にとって重要なのは毎週火曜日にタコスを食べに行く「Taco Tuesday(タコ・チューズデー)」の文化の継承・維持であり、今回の件は美しい終わりを迎えた事例の一つであった様に感じます。
記事内でGregory氏が「Taco Tuesday(タコ・チューズデー)はグレゴリーズの中で永遠です」と話していた姿が印象的でした。
編集後記
実家からどら焼きが届きました。その名も『わさもどら』。
どういう意味か分かりますか?
答えは、津軽弁で『私にもどら(どら焼き)ちょうだい』という意味。東京で「青森県出身です」と伝えると「津軽弁話せる?」と聞かれることが多いです。
友人からは「外国語にしか聞こえない!」と評判の津軽弁。興味を持った方はYouTubeで検索してみて下さい笑
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引用:
・Taco Bell Phone Wallpapers
・The Washington Post: "Taco Bell wins Taco Tuesday trademark fight as New Jersey bar concedes"
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