【1分で】#21 Daily US Business Update|ChatGPTによるAI革命は、Microsoftが主導権を握った|2023/11/21
こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。
毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊
では第21回、2023/11/21です!
①ChatGPTで記事要約
The idea of OpenAI is dead. Now, Microsoft is in the driver’s seat.
②misamisaによるまとめ
OpenAI(オープンエーアイ、以下同社)が急展開を迎えています。
今週月曜日、CEOのSam Altman(サム・アルトマン、以下アルトマン)が解任され、その後Microsoft(マイクロソフト)に雇われました。
解任の背景は不透明ですが、「製品の急速な商品化を、組織の創設ミッションとAI安全性の研究よりも優先していた」懸念が持たれている、と一部では報道されています。
ChatGPTやDall-Eなどの、人工知能ツールの創造者である同社。
2015年に非営利団体として設立され「財政的なリターンを生み出す必要に束縛されず、人類全体に最も利益がある方法でAIを開発する」というミッションを掲げていました。
これは倫理を利益よりも優先し、人類に対しての脅威となりうる技術の開発・商品競争より安全性を重視できるというアイデアによるものでした。
しかし、事態は一転。そのアイデアは崩れ落ちました。
アルトマンの解任に続くMicrosoftへの転職と、彼の復帰を求める同社スタッフの反乱が起きています。
今後は、Microsoftが彼と彼の忠誠心のある支持者たちと協力し、同社の非営利団体の取締役会の制約を受けずに作業すると見られています。これにより、Microsoftが最も利益を得ることになるかもしれません。
同社は既に、巨額の投資をMicrosoftから受け、膨大な計算リソースにアクセスしていました。
先進的なAIシステムには計算リソースは必要不可欠であり、莫大な費用がかかります。そのため、テックの既存企業と競争しようとするスタートアップにとっては大きな障壁でした。
この障壁を取り除くべく、2019年、同社はさらなる投資を促進するために営利子会社を設立しています。
同社はアルトマンを解雇することで事態を収束させると考えていましたが、彼の人気を過小評価していました。事実、彼の在籍時も業界の先頭に立ち続けるために彼に依存していたと見られています。
週に1億人以上のユーザーを引き付けているChatGPT。
業界の再編は即座には起こらず、少なくとも半年はオンボーディングと立ち上げにかかると見られています。
現在、同社はより創設のミッションに密接に従う、はるかに小さな研究組織として再出発する可能性が見られています。
またMicrosoftとの長期パートナーシップを通じ「リソースがまだ利用可能な状態になる可能性がある」と付け加えました。
今後ChatGPTのパフォーマンスが低下した場合は、「ユーザーが代替案に流れるか、アルトマン氏の新しいチームが出荷した製品に流れる可能性が高い」との懸念も示されています。
こういう類のニュースは、英語だと最速で情報を取れますね。
「利益を重視して、倫理性を蔑ろにした。」
まさに、今年観た映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でも描かれていた問題です。
まるで映画の一幕を見ている様な、今回の波乱。元の記事のタイトル通り、『OpenAIは死んだ。Microsoftが運転主席に乗った。』様に思います。
アルトマンがどこに身を置くかによって、業界が左右されそうですね。
③編集後記
週末横浜おでかけ話のPart.2です。
たまたま豪華客船、ダイヤモンドプリンスが船場に停まってました。
日本の長崎で建造されたみたいですね。待合室の様な場所に入ったら、300名を超える人がパイプ椅子に座って搭乗を待っていました。
気になって運賃を調べてみたら、最安で19万円(9日間・韓国&日本)で乗れるみたいです。ちょうど数ヶ月前、祖父母にクルーズの旅をプレゼントしたいね、と母親と話したことを思い出しました。親孝行しないとですね笑
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引用:
・The Washington Post: "The idea of OpenAI is dead. Now, Microsoft is in the driver’s seat."
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