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【1分で】#23 Daily US Business Update|誰もが羨ましがる『Envy Office』が、米国のトレンドに?|2023/11/27

こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。

毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊

では第23回、2023/11/27です!


①ChatGPTで記事要約

「Magic Spoon」というシリアルブランドのオフィス(以下同オフィス)で、『エンヴィオフィス』と呼ばれる新しいトレンドが見られます。
家庭やバケーションの快適さを取り入れ、デザイナーや経営者、労働者を引き寄せるこのトレンド。
記事では同オフィスに焦点を当て、デザイナーが従業員のオフィス復帰を促すために、どのようなデザインをパンデミック後に採用したかが語られています。
また、オフィスデザインが労働慣習の変化に合わせて進化してきた歴史・新しいエンヴィオフィスへの一部の従業員の不満や指摘についても触れています。

誰もが羨ましがる『Envy Office』が、米国のトレンドに?

②misamisaによるまとめ

シリアルブランド「Magic Spoon」(マジックスプーン、以下同社)のニューヨーク、SoHoオフィス。
同社の会議室は、まるでシリアルの箱のように設計されています。
「ブルーベリーマフィン」や「メープル ワッフル」と名付けられ、それぞれ壁の色などに特徴があります。

オフィス回帰推進に合わせて作られたこのオフィス、実は特定のスタートアップやテクノロジー企業でトレンドになっています。
その名も『Envy Office』(羨望のオフィス)。
カラフルな壁、布張りの家具、厳選されたコーヒーテーブルの本など、リビングルームの快適さと休暇の魅力を組み合わせたデザインが特徴です。
労働者は、ここで撮影した写真でソーシャル フィードを埋める機会が豊富にあり、魅了されています。

このオフィスは、サンフランシスコに本社を置く、アメリカ合衆国最大の建築設計事務所「Gensler」(ゲンスラー社)によって改装されました。
「家庭、ホスピタリティ、Pinterestからヒントを得ている」と語られ、Barclays、Pinterest 、LinkedInなど、多くの有名外資系企業のオフィスもゲンスラー社によって、改装されました。

「従業員の定着を重視している」とし、西海岸のヨガパンツを履いてソファで働くスタイルの労働者でも「オフィスに戻りたくなるようにするにはどうすれば良いか?」などを考えて、デザインされたこのオフィス。
昨年ゲンスラー社が実施した調査では、世界中の約1万4000人の労働者のうち40%近くが「パンデミック中にオフィスの設計が変わった」と回答しています。

「オフィスのデザインは、社会的価値観によって形作られます。」
こう話すのはメディア史家のCraig Robertson(クレイグ・ロバートソン)です。
「オフィスの歴史を見ることは、仕事とは何か、労働者はどうあるべきかということに対する態度の変化の歴史を見ていることになる」と語ります。

事実、オフィスは時代によって形を変化させてきました。
半世紀以上前は『cubicle』と呼ばれる、仕切りで区切られた空間が主流でした。このデザインでは、ホワイトカラー労働者が「権力構造における自分たちの立場を思い出し、上層部には通常より多くのスペースが割り当てられた」そうです。
その後1990年代には、ビル・ゲイツとポール・アレンがガレージ内でのマイクロソフトの始まりを神話化しました。
当時のテクノロジー業界で、企業が切望していた型破りなアイデアを生み出すため『tech utopia』が生まれました。
このオフィスの特徴は、無料の軽食(ピーナッツバターカップ、ポテトチップス、ドライマンゴー)と、お酒(ビール、フローズン)、仮眠スペースやマッサージチェアです。
2000年代初頭になると、一部の従業員は居心地の良いハッピーアワーやビデオゲームが用意された空間から離れられなくなりました。
記事ではGoogleを例に取り 「従業員が仕事をするだけでなく、自由な時間を過ごすようなオフィスを生み出し、革命を起こした」と語られています。

企業は現在、自社のオフィスデザインを従業員だけでなくソーシャルメディア上のすべての人に見てもらいたいと考えています。
そのため、写真映えする『Envy Office』は適していますが、このオフィスに課題を唱える人もいます。
プライバシーの保護や、私物の保管場所の欠落、座る場所の確保など課題も山積みです。記事では、理想的なオフィスは「仕事をやり遂げるのに役立つ場所」だと示唆され、締めくくられています。

Gensler(ゲンスラー)社、気になって調べてみたら凄いですね。
日本航空のチェックインエリア、PwCジャパン、ザ・ゲートホテル東京 by Hulicなど「なんかいいな〜」と感じた場所のプロジェクトを多数デザインしていました。東京にもオフィスがあるみたいです。
一見全く異なるデザインの様に見えますが、どれも西海岸の趣があり、特徴的で惹きつけられます。
毎日過ごすとなると、居心地の良さは疑問ですが、一時的な快楽を求めるスペースとしては申し分ない様に感じますね。

③編集後記

誕生日旅行から帰ってきました。
初日は名古屋。トヨタ産業技術記念館の訪問です。
初めて知ったのですが、トヨタって繊維業から始まったんですね。
創業当初は、工場の70%が繊維産業だったらしいです。
入場料(大人)500円のクオリティを超えていて、かなり見応えがありました。
帰りに、ミュージアムショップ限定の「トヨタ喜一郎」の漫画を、甥っ子に購入しました。彼にあげる前に読んでみようと思います。

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http://misatsuneta.com/2023/10/22/daily-us-update/

引用:
・The New York Times: "The Envy Office: Can Instagrammable Design Lure Young Workers Back?"


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