【1分で】#32 Daily US Business Update|CVS Pharmacyが医療品価格を変える|2023/12/8
こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。
毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊
では第32回、2023/12/8です!
①ChatGPTで記事要約
CVS plans to overhaul how drugs are priced
②misamisaによるまとめ
米国の薬局・コンビニエンスストア・チェーン、CVS Pharmacy(以下同社) は、2025年以降の処方薬の価格設定方法を全面的に見直す方針を示しました。
通常、患者が薬に支払う金額を規定する複雑で不透明な公式を廃止する計画です。
今週火曜日に同社が発表した『CostVantage』と呼ばれるシステム。
このシステムの下で、原価、マークアップ価格設定、薬局のサービスをカバーする手数料を基に、医薬品の価格を設定します。
同社は「このシステムにより「真のコスト」を反映することが可能になる」と主張します。
近年、薬価設定をめぐる商業および規制上の状況が変化しています。
バイデン大統領は昨年、保健社会福祉省に対し、連邦政府が管轄している社会保障プログラム「Medicare(メディケア)」および「Medicaid(メディケイド)」の受益者のために薬価を引き下げる新しいモデルを研究するよう大統領令を出しました。現在、Medicareを通じコスト交渉にも取り組んでいる最中です。
また、同社や民間の薬局、保険会社も新たなアプローチを試みています。
現時点では、個々の薬に対して顧客が得られる節約金額の具体的な情報は不明です。
同社の幹部は「価格への影響はさまざまであり、一部の薬は安くなり、他の薬は値上がりする可能性がある。」と述べています。
今回の同社の刷新は、オンライン薬局「Mark Cuban CostPlus Drug Co.」が採用している価格モデルに類似しています。
この価格モデルは、「医療保険会社を迂回してジェネリック医薬品を患者に直接販売することで数百、数千ドルの節約になる」ことを宣伝しています。
「アメリカはほとんど中抜き商売だからな」と先日友人が話していました。
米国では特に、ビジネスにおいては透明性が問われるのではないか、と感じています。薬品は、販売チャネル(お店)の信頼性に付加価値が付いていると思います。CVSの様な大手が変革に取り組むことで、今後業界全体が変わっていくのだろうな、と期待を持ちました。
③編集後記
金曜日ですね。
週末は特に予定を入れてないので、家でゆっくり過ごします。年末に向けて断捨離し始めた本が溜まっているので、明日から読んでいきたいと思います。
みなさま、よい週末をお過ごしください!
④無料のメルマガ登録はこちら!
http://misatsuneta.com/2023/10/22/daily-us-update/
引用:
・The Washington Post: "CVS plans to overhaul how drugs are priced"
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?