見出し画像

【1分で】#33 Daily US Business Update|黒船『Netflix』が、日本の知財に革命を起こす?|2023/12/11

こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。

毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊

では第33回、2023/12/11です!


①ChatGPTで記事要約

Netflix(以下同社)は、日本の漫画やアニメの実写化で、視覚効果技術と日本のクリエイターとの協力に注力しています。
Scanline VFXの技術を利用し、高解像度な画像データを活かし俳優の表現を忠実に再現。
これにより、過去に原作との逸脱が問題となった作品作りを避けることができています。
同社はこれらのアプローチを通じて、日本の知的財産を世界に紹介し、成功すれば今後のプロジェクトに影響を与える可能性があります。

黒船『Netflix』が、日本の知財に革命を起こす?

②misamisaによるまとめ

動画配信サービス、Netflix(以下同社)がハリウッドにとっての難題、漫画の実写化に力を入れています。
同社は日本のクリエイターと協力し、視覚効果を利用。漫画の世界をより忠実に再現しています。

ドイツのVFX制作会社、Scanlineは昨年Netflixに買収されました。
視覚効果を専門とするこの会社。
強みはカメラの解像度を最大限に引き出す処理アルゴリズムにあります。
例えば同社の「幽☆遊☆白書」の実写版の撮影では、人間から鬼に変身するキャラクターがいます。
このキャラクターが力を解放するにつれて筋肉が成長するシーンを、同社はScanlineの視覚効果を使用して鮮やかに再現しました。
Scanlineは既に多くのハリウッドのヒット作に携わり、エミー賞やアカデミー賞を受賞しています。

「視覚効果の進歩により、マンガで見たものを再現できるようになりました。」Netflixで日本コンテンツを監督する坂本一隆氏は言います。
「ドラゴンボール」など、ハリウッドによる過去の漫画実写化作品は、原作から逸脱しすぎていると批判されることが多く、興行収入で苦戦してきました。
しかし、大ヒット漫画「ワンピース」のNetflix実写版は、8月の公開直後に記録的な数字を樹立。84か国でトップ番組となりました。
同作のNetflixシリーズでは、視覚効果を使用。原作と同様に、ゴムのように伸びる主人公の手足を描写しました。
米メディアの報道によると、各エピソードの制作費は約1800万ドルだと言います。

坂本氏は「普段日本の漫画やアニメを消費しない視聴者を惹きつけたい」と考え、「最近は実写化の要望やオファーを受けている」と語ります。
現在のNetflixの加入者数は約2億5000万人。
北米での加入者数が頭打ちとなっているため、同社はアジアへの投資を強化しています。
日本のマンガやアニメの実写化の成否は、今後の日本の知財プロジェクトにとってのリトマス試験紙となる可能性があります。

Netflixの快進撃が続きますね。
資本力・話題性もあるので今後も勢いは止まらないと思います。
ただし「偶発性」ではテレビに劣っていると思います。
Netflixは独自のアルゴリズムを利用し、レコメンド機能を作成しています。
この機能が同社の高いエンゲージメント率(投稿に反応したユーザーの割合)を生み出しているのですが、と同時に「未知の作品に出会う機会を減らしている」とも言えます。
Amazonでも同様の現象を度々経験しています。似た様なタイプの本しかおすすめに出てこないため、最近はリアル店舗に足を運び、意図的に異なる趣向の本を購入しています。
しかしこのアルゴリズム、かなり気になりますね。もちろん社外秘だと思うのですが、秘密を知りたいです笑

③編集後記

月曜ですね。
今週は、年末調整でバタバタしそうです。
もうすぐ年末休み・旅行の予定もやって来るので、楽しみにしつつ気合いで乗り切りたいと思います!

④無料のメルマガ登録はこちら!

http://misatsuneta.com/2023/10/22/daily-us-update/

引用:
・Nikkei Asia: "'One Piece' effect: How Netflix uses tech to bring manga to life"


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?