買手企業に必要な素質③|M&Aアドバイザーのつぶやき
こんにちは。かきもとみさです。私は世の中に少ない女性M&Aアドバイザーとして仕事をしています。
今日は「M&Aアドバイザーのつぶやき」として、買手企業に必要な要素について思ったことを書きたいと思います。
以前にもこのテーマで書いていましたが、今回は別の話です。ちょっとコーチングっぽいお話を。
買手企業に必要な素質①|M&Aアドバイザーのつぶやき
買手企業に必要な素質②|M&Aアドバイザーのつぶやき
買手企業が掲げるゴール
経営者でも、一般のどんな人でも、ゴール設計に必要なのは、大きな目標と小さな目標です。
大きな目標:5年後、10年後など、目指したい理想の姿を描く
小さな目標:大きな目標の達成に寄与する目標を作り、達成時期を近々で(数ヶ月~1年以内など)設計する
大きな目標だけ掲げていても、「なんだか壮大すぎて達成しなさそうだな」と思って結局何も行動に移さなくなってしうし、
小さな目標だけ掲げていても、「何のためにやっているのか?」目的がわからなくなってしまったり、モチベーションが湧かなくなって方向性を誤ってしまうこともありますよね。
昨年一緒にお仕事をさせていただいたM&Aの買手の経営者から、これに関連して学ぶ場面がありました。
PMIでの心掛け
事業を継承してこれからさらなる発展を目指すための施策について前社長と相談を進めていたのですが、さまざまなテーマで課題がたくさん出てきます。
譲渡した社長側は先代の急逝により急遽として社長に就任したものの、「自分の力では経営は難しい」と社長業から退きたい気持ちのままもう数年間も続いてしまっていたので、当然と言えば当然かもしれません。
それらのテーマをいかに改善して経営にドライブをかけるかを話していたのですが、買手社長は常にこんな感じのコメントをしていました。
何気ない会話の中でしたが、これを聞いて私は「さすが至難を乗り越えた経営者だなぁ」と感じたのをよく覚えています。
「事業をさらに大きく発展させていく」という大きな目標の達成のためには、小さな目標(=とりあえずプランA)に挫折してしまったとしても、
また別の目標を設計して取り組めばいいだけの話なのです。
「最初からうまくいくはずなんていない」という前提で心構えをされていることが垣間見えて、「この方なら、ちょっとやそっとじゃ経営を諦めないだろうな」と、とても心強さを感じました。
逆に、こういう強い心持ちの経営者でないと、継承後に何か問題が起きるとすぐに売主の責任にしようとすることがよく見られます。
明らかな表明保証違反なのであれば責任追及することは必要かもしれませんが、M&Aはそもそもリスクが付き物。
どんな困難さえも「じゃあ、次はこれでいってみよう!」と前向きに切り替えられる強さが求められると思いました。
人生設計も同じ
自分の人生に対する目標設計も同じです。
プランAという小さな目標の達成に挫折したとしても、プランB、プランCを考えればいいだけの話です。
NHKラジオ英会話のテキストが、1年間を通して4月(期初)が一番売上が大きいということをご存じでしょうか?
みんな1年のスタートに「やろう!」と意気込むことはできるけど、その意気込みを継続できずに挫折してしまうものなんですよね。
でも別にそれでもいいんです。人間は挫折するもの。飽きるのも当たり前。
ただ、大きな目標に向かって、何かプランを立てては取組み、また挫折したら新しくプランBを立てては取組み…を繰り返せば良いとおもいます。
Big GOALと、Smallを使い分けて、自分の人生目標もどんどん叶えていきましょう。
私もそのときに出会った買手企業の社長さんの言葉を自分事に置き換えて、前向きな人生設計をしたいと思いました。
本日はここまでです。
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