幸せへの甘え|「裸でも生きる」を読んで
こんにちは。かきもとみさです。私はチャレンジが人生を充実させると実感しており、チャレンジを応援できるような記事を配信したいと思っています。
今回は最近読んだ本で、私のチャレンジ精神を大きく火付けしてくれたものをご紹介します。
裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~(山口絵理子)
MOTHER HOUSEの創設者で超有名人なのですでに読んだ方も多いかもしれませんが、私はごく最近手に取ったんです。もう面白すぎて、一気に読みました。これはシリーズ化しているようですが、上記は序章で、本人の学生時代からの思い出話、そしてMOTHER HOUSE設立経緯、起業の苦労話などが書かれています。
街の様子を見れば警察官など公職の人は賄賂を求めるのは当たり前。鞄作りビジネスのための現地のビジネスパートナーには何度も裏切られ。関わる人みんなが「ありがとう」と感謝を表すことができない心の貧しさが本当の「貧しさ」だと気づかされたり。現地でのさまざまな壮絶な原体験が綴られています。
バングラデシュという命の保証も怪しい国に25歳で乗り込み「ここで日本にも認められる良いバッグを作りたい」と自分の信念を貫く圧倒的な精神の強さはもう私から見ても次元が違いすぎて「真似しよう!」なんて軽々しい気持ちは起こらず、もはや「どうして同じ人間なのにこんなにメンタルの強さに差が出るんだろう」くらいに著者のたくましい姿には圧倒されてしまいました。
ただ、この本のメッセージは本の最後にギュッと凝縮されています。
この部分は私の心にも刺さり、響きました。自分が日本人に生まれ、当たり前に便利な生活ができているだけでいかに幸せなことか。
この「幸せ感度」は特に日本人は低いことは前々から実感していたことだけれど、改めて自分の環境に感謝をして、自分は挑戦したいことに全力で挑戦できているのかなと考えさせられました。
日本は本当に恵まれている国です。これに日本が気づかないのは、貧富の差が小さく、大体の人が同じくらいのレベルの生活をできているから。平均値が高すぎるんです。平均値が高いと、自分と比べて大きな違いのある人が少ないので自分がいかに恵まれているのか気づきにくい。だから平気で「日本は終わりだ」と贅沢な言葉を口にしやすく、「今」の幸せを感じずらいもの。
もう10年以上前のことですが、ある思い出があります。私が社会人2年目のとき、営業の仕事が辛くて辛くて毎日「辞めたい」「インフルエンザにでもかかって会社休みたい」「怪我でもして入院できたらいいのに」と本当に思っていいました。そんな頃、おばあちゃんの一周忌がありました。そのときのお坊さんのお説教で、こんなことを話していたんです。
「世界には私たちよりもずっと苦しい生活をしている人たちがいる。でも、その人たちのほうが私たちよりもずっと幸せを感じていることが多いものなんですよ」
これを聞いたとき、私はハッとして、その場で一人大号泣してしまいました。「自分はなんでこんな辛い思いをして仕事しなくちゃいけないんだ」と思っていたけれど、普通に両親や友人が支えてくれる環境で、キレイな家に住み、充分にご飯が食べられて、充分にお給料がもらえる生活を手に入れているだけでどれだけ恵まれているか。そのときは全然気づいていませんでした。
そのお説教を聞いて「こんなことでめげてちゃダメだ。自分はものすごく幸せなんだから、甘えたこと言ってられない」と思ったのをよく覚えています。
人間だれしもが慣れると環境に甘えてしまいます。だけどよくよく考えたら、この国に生まれ、この国に守られ、毎日安心して生きているだけでも本当に幸運です。慣れてくると「無いものねだり」ばかりが頭に思い浮かぶものですが、自分の環境に心から感謝する気持ちをもっと大事にしたいものです。
幸せに甘えていませんか。自分の幸せを、ちゃんと自分の人生に生かせていますか?
ではまた♪Adiós❤
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