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「夢」じゃなくて「目標」だと思い続けた果て。また夢へ

「夢」という言葉はふんわりとしている。そのまま置いといていい感じだ。

でも、本当にそれをかなえたかったら「目標」と言葉に置き換えて現実のものにしないといけない。

目標達成するために具体的な施策を考え実行を積み重ねていく。そのうち目標は身近に見え、諦めなければやがて達成できる。

ビジネスだったら「目標」って言わないとだめって思って、ずっと仕事してきたんだけど、最近はなんかもういいかなーという気分なのである。

まともに働かない父親の家庭に育ち、結婚後は子どもを抱えて経済的に困窮した。
経済面を他人に頼らないといけない不自由さと辛さを嫌というほど味わった私は「自分と子供の食い扶持は自分で稼ぐ」と決意して30代で離婚した。

あの時は、身一つだったらいくらでもやりようがあるのに、子供がいるというだけで働いて稼ぐことがこんなにも大変なのかとびっくりしたな。

なんかおかしいんだけど日本はそういう国なんだ。

だからその時から私の人生の目標は「経済的にも精神的にも自立すること」だったのである。

あれから20年。ヨロヨロとしているけど自分の脚で立っていられるようになり目標は達成した。

仕事上達成できていない目標はもちろんたくさんあるんだけど、最近それは「夢」でもいいかなっていう気がしてきた。

なにもないと楽しくない。もうちょっと前に進みたい。だけどそれを実現しなければ!と気負ってがんばらなくてもいいんじゃないか。自分でやらなくてよい。思いは引き継いでくれる人に渡せるだけ渡せばいいんじゃないか。


これからは目標じゃなくて夢に生きよう。そんな風に思うんだ。

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