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それは、たぶん、ぜんぶ。#自分で選んでよかったこと

思い返してみると、大切なことはいつも自分で選んできた人生でした。

選んできたのか、選ばされてきたのか、選ぶことができたのか、結果として選ぶことになったと後から実感したのか、ちょっとよくわからないけれど。


誕生日と出生地と名前を除けばほとんどのことは、自分で選んだと言えると思う。
(数秘とか、それすら自分で選んで生まれてきたって考え方もありますよね。それならもう全て自分で選んでる自覚すらある)

私は自分が「やる」と選んだこと以外は、ちっともやる気を出せない困った頑固ちゃんだったのです。


とはいっても、いつも王道からはずれたことばかりしているわけではありません。

学校だって、楽しいと思ったことは正直ないけれど、小中学校は「ちゃんとした子」でありたくて、高校は大学受験のために、大学以降は学ぶため(模範解答みたいですが、当時研究者志望だったので本当です)に「いく」を選び、通った。

だけどもし、大々的にいじめられたりしたら「いかない」を選んで、違う学校に転校したりしたかもしれない。


そして私がこう思えるのは、両親のおかげだということも分かっている。


例えば私が大学院にもう「いかない」を選んだとき、父も母も、反対しなかった。
あと半年、修士論文を出せば卒業というところでやめたこと、誰に話しても「ご両親はよく反対しなかったね」と言われるし、振り返ると私もそう思うから。

私の選択をサポートしてくれたから今の私があること、本当に感謝している。
大学院まで行かせてもらったことへの恩返しは、「大学教授になること」ではなく、「死ぬとき、いい人生だったと思える人生を送ること」だと思っています。


《私が自分で選んでよかった大きな出来事》

3歳でバレエとピアノを始めたこと
8歳でバレエを辞め、塾に行き始めたこと
9歳で志望校(中学)を決めたこと
11歳で志望校(中学)を変えたこと
15歳で音楽家を目指し志望校(大学)を決めたこと
16歳で友だち付き合いを捨てたこと
17歳で志望校(大学)を変えたこと
23歳で大学院とピアノを辞めたこと
23歳で社交ダンスを始めたこと
27歳で結婚したこと
28歳で離婚したこと
30歳で関西から山陰に移住したこと
31歳で再婚したこと

ぜんぶ、自分で選んでよかったことで、選ばせてくれてありがとうと言いたいこと。


そしてもう一つ。
これらのことを自分で選んでよかったと思えるのは、選んだものが自分に合わなくなったとき、「それをやめること」を選ぶことができるようになったからだと思います。


大学院をやめたとき、両親は反対しなかったけれど、唯一、祖母に反対されました。「一度やると決めたことを途中でやめるのはよくない」と。

それが間違っているとは言わないけれど、私はその考え方は選ばない。
だって、選んだ時と今の自分は『違う自分』だもん。好きな食べ物が変わっていくように、選びたいものだって変わっていく。
その選択を変えられないなんて、苦しい。

また、選びなおせばいい。

そう思うと、たくさんのことを自分で選べるようになったし、「自分でえらんでよかった」と思えるようになりました。

#自分で選んでよかったこと

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