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行けないけどどうする?Withコロナ時代の現場監理

現在、神戸にて店舗の改修の設計監理を行っています。
ちょうど本日より着工したところです。

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私の事務所は東京にあり、現場は神戸。
どちらも緊急事態宣言が発令された地域である。
もちろん、このような状況で監理のために東京から神戸への移動をすることは望ましくありません。
また、「現場監理をしない」ということは基本的にはありえないと考えていますのでその選択肢はありません。
なぜならやはり図面から伝わる情報というものには限界があり、最終的には現場でいわば1分の1のスケールを見ながら指示・検討・修正等を行うことがクオリティを大きく左右すると考えているからです。

【現場監理】とは、設計者が主に現場に赴いたり、メールや電話等で施工者とやりとりして認識の共有、指示、是正を行うことである。また施工者側の意見も柔軟に取り入れ、現場での作業と設計上の意図がうまく噛み合い相互に正しい方向に導かれるように指揮すること。そしてそれをクライアントに報告し、調整すること。
だと私は思っています。

そこで考えたのは次案

① 工事着工日の延期
② 通常の写真等での報告及び電話・メール連絡の頻度を上げる
③ カメラを設置してライブ配信で現場状況を確認でき、双方向でリアルタイムに連絡がとりあえるようにする

①は状況が悪くなる中(もしくは良くも悪くもならない程度)いつまで警戒宣言が延期されるか不明であること。それにより家賃等の固定費が積み重なり、クライアント側にかかる費用が圧迫されてしまうこと。
以上より選択肢から外しました。

結論としては③を中心として、できる限り②を組み合わせた方法をとることとしました。
現場のライブ配信での監理は私も初めての試みですので、試行錯誤しながらになります。また、現場の職人さんはそれほどITリテラシーがある方も多くないことが想定され、うまく軌道に乗せるまでには困難もあると思います。
しかし、リアルタイムの連携がとれることによるスピード感の及ぼすメリットは想像以上に大きいものではないかと思っています。

また、こちらのnoteで報告をします。
参考にしていただければ、そして引き続き見守っていただければ嬉しいです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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