SUEP.展|安藤忠雄展
知らず知らずのうちにプライベートで出かけるのが億劫になっていたなぁ、と思う。
先日、久しぶりにひとりで展示会を巡りました。
ここからは訪れた展示会を少し紹介させてください。
SUEP.展 @ギャラリー間
とても良かった。
建築が建てられる環境を素直に読み解いて、テクノロジーを使って最適化していく。
高気密・高断熱と言われ続けているが、ひたすら外界と隔絶する現在の建築の考え方には違和感を持っていたので、スッと腑に落ちた。
光・風・熱のエネルギーを外界(自然界)から必要なだけ受け入れられるように、適切に建築の外部への開き方をコントロールしている。
外界の環境をうまく建築に取り込むことは、昔の日本の建築ではあたり前に考えられていたことだが、『数値』として示しにくいため、いつしか”考えないように”されてしまったと思う。
SUEP.さんの建築は、ひたすら素直に環境と人間のことを考え、試行錯誤した結果がそのまま建築の形に現れている。
だからとても自然で美しい。
SUEP.さんがこの展覧会に合わせて出版した2冊の本を買って読み、より理解が深まったので、できればもう一度訪れたいな、と思っています。
日本のグラフィックデザイン @DESIGN HUB
駆け足で見たので写真を少しだけ。
最近グラフィックや写真をやっている方と会うことも少しずつ増えています。
建築は2Dで描いた図面がグラフィックとして美しいと実際立ち上がった空間も美しくなることが多いです。
少しずつ色んな分野を学んでいきたいな、と思っています。
安藤忠雄・時をつなぐ建築 @amanaTIGP
安藤忠雄さんのドローイングや写真・石膏模型を見ることができる展示。
安藤さんのドローイングは本当にため息が出るほど美しい。
もしドローイングの実物を見たことがない人がいたら、ぜひ一度見てほしい。人はここまで辿り着けるのかと、何か神聖なものまで感じてしまう。
写真はずっと安藤さんが追い求め続けている『建築の光』をテーマに自ら撮影したもの。
白黒のプラチナプリントで仕上げられた写真は光の粒子までもを感じさせてくれるようでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これからまた暑くなりそうですが、またたくさん展示を巡って紹介できればと思います。
それでは、また。
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