見出し画像

7年半過ごした有馬温泉に思いを馳せる

noteでこんな企画を見つけた!

この企画を見て真っ先に思い浮かべたのは、前職で働いていた兵庫県にある有馬温泉の旅館のことでした。

2009年に新型インフルエンザが流行していた際、第一感染者が神戸市から出たこともあり、働いていた旅館でもお客さんが激減。国からの助成金も申請していて、当時もマスクがどこも売り切れだったな。

画像6

前置きはこれぐらいにしておいて。今も絶対にお客さんが減っているであろうから、お世話になった温泉地や旅館を思い出しながら書いて、少しでも力になれたらと思う!

有馬温泉は都会からのアクセスが良い!

画像5

豊臣秀吉も正室のねねと一緒によく有馬を訪れていました

温泉地は都心から離れているイメージですが、意外にも大阪や三宮からのアクセスが良好。大阪からは直通バスが出ており約1時間で到着し、神戸三宮からでも電車で30分ほど。

関西の奥座敷有馬温泉は、アクセスがいい温泉地なのです。しかも、運賃が高いことがネックだった北神急行もついに市営化され、6月から値下げするとか。(遅いよ…!)

温泉の泉質が良い!

画像4

有馬温泉は日本三古泉、日本三名泉の一つと呼ばれていて、日本書記にもその名が記されていました。

鉄分が含まれていており、空気に触れることで酸化し赤茶色に変わる「金泉」、微量のラドンを含んだ無色の「銀泉」が有名です。金泉は保温・保湿効果があり銀線は免疫システムを強化させてくれる効能があるので、女性に大人気。本当に肌がしっとりもちもちになる!

温泉街がレトロ

画像1

有馬温泉駅に到着して、少し歩けば温泉街へ。メイン通りとなる湯本坂周辺には食べ歩きができるお店、金泉の足湯、昔のお屋敷をリノベーションして作られたレトロなカフェ、雑貨屋さんなど見所が満載で飽きません。

画像7

中でもランチにおすすめしたいのが「misono」のカレーうどん!昼はカレーうどん専門、夜はバーとしてオープンしています。ここのカレーうどんが絶品なんです!

画像2

出汁をベースにカレーを煮込んでいて、ルーが濃厚!絶妙のスパイシー加減で病みつきになります。余ったカレーは銀しゃりと一緒に……。思い出すだけでお腹が空いてくる。

高台からの景色が絶景の贅沢宿!

画像3

ここからは働いていた有馬グランドホテルのいいところを!宿は有馬温泉駅から少し歩いた高台に位置しています。駅からは無料のシャトルバスが走っているので安心です。高台にあるからこそ見える丹波の山々の美しさ!

客室や大浴場から見渡せる大自然の景色は、心身ともにリラックスさせてくれます。写真がないのが残念。

何回でも入りたくなる大浴苑

有馬グランドホテルには大浴場が2か所。絶景を見下ろしながら入る9階の展望台浴苑「雲海」、1階にある大浴場「ゆらり」、そして3種類の家族風呂2種類の貸切風呂があります。

9階の展望台浴苑は本当におすすめ!夜は0:30まで、朝は5:00からと、長時間オープンしていて、季節によっては名前の通り「雲海」を目にすることも。パウダールームも広々していてドライヤーが順番待ち…なんてことになりません。

ご飯が何杯でも進んでしまう朝食バイキング

現在、コロナの影響でバイキングサービスをストップしているようですが、朝食のバイキングで有馬グランドホテル以上のクオリティを発揮している宿をいまだ見たことがありません。

70種類のバイキングは和食も洋食も豊富で、目の前で魚を焼いてくれたり、だし巻き卵を作ってくれるので食欲がそそられて仕方がない…。ご飯のお供がたくさんあるのがまた最高なんだよなぁ。

若いスタッフが頑張っている!

画像9

着物着ている写真がこれしかなかった…しかも着崩れしてる

旅館の仲居さんって年配の方ばかりで、お局さんがいて人間関係ギスギスしてそう、と何度言われたかわかりません。

正直、私も入社するまでいわゆる大奥のような世界を想像していましたが、まったくの誤解でした。働いている客室係は20代のメンバーばかりで、とにかく元気。そしてとても仲が良かったです。


お客さんからも、若いスタッフがいると元気をもらえる!孫と話してるみたいだった!と言われたこともしばしば。

最低限のマニュアルはありましたが、その上でお客さんをどうやって喜ばせるのかは自己判断。一生に一度しかないお客さんの特別な1日に携われることにやりがいを感じていました。

食事や客室のことも書きたかったけれど、詳細はぜひ公式ホームページを見てみてください!久しぶりに見たら新しい部屋も増えてるし、ペットが宿泊できるようになってるし、大宴会場がきれいになっていて感動。


1日に2回出勤があり、制服は着物、変形労働時間を導入しているので毎月の公休はまちまち、前日に休みを告げられることもある。それはもう不規則な生活の日々でした。

画像9

仕事の内容にもやりがいを感じていたけれど、ずっと続けてこれた一番の理由は、同期や先輩に恵まれていたからだと思います。仕事終わりに食事に行ったりカラオケ行ってオールしたり。辛いことがあっても寮に帰れば支えあう同期が待っている。

今はそれぞれ別の道を歩んでいるけれど、有馬温泉での出会いは一生の宝物です。ありがとう。また同窓会しようね!早くコロナのが収束して、行きたい場所に、行きたい時に行ける日々が戻ってくることを願って。


いいなと思ったら応援しよう!

misaki
ありがとうございます!これからも旅先や日常で感じたことを綴っていきたいと思います。旅で世界を、もっと素敵に。

この記事が参加している募集