雨の日を"ごきげん”でいるための、過ごし方
梅雨入り。雨の日はどうしても調子が悪く、朝はすっきり起きれないし、なんとなく気持ちもあがらない。私の場合、低気圧の影響で血の巡りが悪いということが原因だ。
血の巡りが悪いのなら、雨の日はヨガやストレッチで体を動かして血を巡らせればいいのだが、そうはいかない。
だって、ヨガなんて妊娠中ですら3日続けばいい方で、瞑想や呼吸がいいのはわかっているけど、そんなもの私にはできない。
ヨガマットは息子のトミカ道路になっているし、ヨガウェアは引っ越したあの日から多分どこか旅に出ている。
そんな私だけど、多分10年ぐらいかけて、雨の日でも体調万全の”ごきげん”で気持ちよく過ごすための”コツ”を見つけることができた。
もちろん、ヨガすら続かない私なので難しいことはしない。
だから、私と同じように低気圧が苦手なあなたに、なにかひとつ「自分に合った雨の日の過ごし方」を見つけるヒントになると嬉しい。
雨の日の朝を気持ちよく起きるために
前日の夜ごはんはあっさりめに
雨の日の朝というのは、起きられない。誰かにぐーっと身体を抑え込まれているよう。でもこれは、前日の夜の過ごし方で全く別物になる。
爆弾低気圧や台風など大雨の前日は、なるべくあっさりしたものを早めに食べること。
私の場合、揚げ物やパン、チョコレートや油の多いお菓子類、アイスも翌朝がダメだった。
小学校の和食の日みたいな、ごはんとお味噌汁、焼き魚や煮物、菜っ葉の和え物ぐらいがちょうどいい。
低気圧の前日は、すでになんとなく重だるくて、料理をする気になれないことが多くないだろうか。もう、簡単なものにしよう。
うどんでもいい。消化に優しく、軽く、ぐっすりと眠りにつけるようなものを食べよう。今日は栄養バランスも忘れて大丈夫。あなたは今日もめちゃくちゃ頑張った。ぐっすり寝ることを優先しよう。
思いついたときだけ丹田を意識する
低気圧のように朝すっきり起きれないときだけは、お腹に力を入れて起きるようにしている。
おへその下にある”丹田”を意識して、ふーっと長く息を全部吐ききる。
すると、今度は意識しなくても空になった肺にスルスルっと必要な空気が入っていく。
5回だけでもいい、3回だけでもいい。
ん-、とか言ってやっぱりやる気がない私、やっぱり1回だけもいい。まず、1回だけ吐ききる、それだけでも朝の目覚めが全く違うから。
雨の日の朝の過ごし方
美味しいお茶を一杯だけ
ついつい朝からコーヒーや紅茶をたっぷり飲みたくなるが、雨の日だけはカフェインは朝の一回だけ、と決めている。
低気圧で身体が思うように動かない日は特に、この方が調子がいい。
紅茶を一杯だけ、それも丁寧に淹れる。ゆっくりと蒸らす。きちんと温めたティーカップにゆらりと注ぐ。BGMは雨の音だけにして、デジタルデトックスで過ごす。
温かいお茶で体が温もり、お茶の香りで気分を整える、この時間があるかないかで一日のモチベーションはガラリと変わる。
ほうきで家中を掃除する
本当は雑巾がいいけど、雑巾はなかなか気持ちがすすまないもの。雑巾がけのエネルギー消費って実はすごいもので、家中を拭いて回るとちょうどいい具合に体温があがり、血の巡りが良くなったと実感するのだ。
なぜなら私の場合、掃除機だとあまり身体を動かさないらしく、こうはいかない。
かといって、雑巾がけってなかなか気持ちがのらない。ところがほうきなら、面倒くさがりな私にもサッとできるということに気が付いた。
小学校の掃除の時間、雑巾がけが嫌で、ほうきの取り合いをしなかっただろうか?
実は大人になって初めて知ったことだけど、ほうきでも家じゅうを隅々掃除すると、軽く息が上がるほど体温があがる。
身体を左右に大きく動かす動作はラジオ体操の運動量に匹敵すると思う。
「ウェストを絞るのにもいいのでは?!」
と、ちょっとやる気が出るものだ。
旬のお野菜をいただく
雨に負けないために”旬”のお野菜が大切
旬のお野菜というものは、身体をその季節に合わせてくれる。例えば、冬の根菜たちが寒い時期に身体を温めてくれるのは、わかりやすいのではないだろうか。
同じように夏のきゅうりやナスは水分が多く、利尿作用があり、火照った身体をちょうどよくクールダウンしてくれるもの。
梅雨の時期も同じことなのだ。難しい栄養素や効能は正直なところ考えなくてもいい。
なぜなら、本来は旬の季節のお野菜を食べていれば、自然と身体が季節に順応するようにできているから。
ただ問題点は、冬でもきゅうりやナスが出回り、日本人が昔から大事にして楽しんできた旬が、わからなくなっているということ。
真冬なのに「ピーマンありますか?」と何度聞かれたことだろう。
まずは6月のジメジメを乗り切るために、旬のお野菜をどんどん調べて食べてみて欲しい。
6月におすすめのお野菜は
梅雨に負けないためには「青いお豆」さんたちは外せない。
スナップエンドウ、絹さや、さやいんげん。レタスやアスパラガスもまだ美味しい時期。
新ショウガ、みょうが、シソが出始めるのもこの時期で、湿が溜まりやすいこの時期、薬味をしっかり使うことも大切。
7月が近づくとズッキーニやきゅうり、トマトにとうもろこし、あっという間に夏をイメージするお野菜に入れ替わっていく。
蒸し暑い夏日が始まるまでは、クーラーで冷えることや、肌寒いことも多い。だから、冷たい料理を避けて煮物やスープ、蒸し野菜を食べよう。
6月の終わり、いよいよ蒸し暑くなったら今度は、強火でちゃちゃっと炒めた料理が身体にも口にも、美味しくなる。
本当に良いから一番おすすめしたい、マニアックな”雨活”は、ほうき生活!
結局のところ、私が”雨活”で一番おすすめしたいのは、ほうきを使うこと。マニアックなんだと自覚はある。
6月から電気代もあがる。このご時世、電気を使わず、掃除機よりもごみがとれるほうき掛けを”雨活”におすすめしたい。
騒音がないので、一歳になった娘が寝ている部屋の隣で掃除ができるし、電気も使わないし、長く愛用できて傷んできたら修理もできる。
日本の伝統文化をひとつ守っている、という自己満足も気持ちがいい。
正直言って、雑巾も掃除機もめんどうくさいもので、雨の日じゃなかったら、ほうきですら面倒かもしれない。
だから「雨の日だから、いっちょほうき掛けで雨活するか~」という軽く調子にのった感じが、私にはちょうどいい。
私が購入したのは、神戸の乾物と棕櫚のほうきのお店。店主とのお話も心地よくてついつい長居してしまう、わざわざ行きたくなるお店。WEB販売もあるので気になる方はどうぞ。
雨の日が苦手なあなたに「自分に合った雨の日の過ごし方」を
私の場合、雨の日に子どもにガミガミ怒ることなく、家じゅうを雨で濡れた靴下で歩く主人と喧嘩することなく”ごきげん”に気持ちよく過ごすためのコツは、こう。
雨の日は辛い。爆弾低気圧や台風のシーズンが始まる前に、あなただけの雨の最適な過ごし方が見つかりますように。
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