マガジンのカバー画像

詩まとめ

26
気まぐれに書いた詩をまとめています。 よかったら覗いてみてください!
運営しているクリエイター

#詩のようなもの

詩 『いつもを好きになる』

詩 『いつもを好きになる』

足場のないこの部屋で
パソコンを開いたら
暗闇に浮かぶのは
虚ろな目
心地よい
大好きな曲に打たれて
何もせずにベッドへと落ちていく

目の前のやるべきことを投げ捨て
笑いながら
どこか笑えない心とは反対に
満面の笑みで
こっそりと誰かの助けを求めている

法律に触れて
楽しそうにしている仲間
片手で収まらない程のテスト
笑えない
笑えないけれど
フラッシュバックするだけ隠していた
認めたくなかっ

もっとみる
詩 『背のび』

詩 『背のび』

むさ苦しい夏も
凍えるほどの寒さも
誰かの手が触れたときに
ふと心通うのだろう

心の旅も
誰かの悲しい声も
ふと手を重なり合わせれば
そんな気がしている

たとえ
この世界に一人だとしても

たとえ
桜吹雪で消えてしまっても

たとえ
大雪の日に冷えてしまっても

誰かの手がどこかで触れ合うだろう

夢の中で誰かを殺したとしても

今生きる世界で誰かを傷つけたとしても

それがあなたの幸せと巡り

もっとみる