デザインにおけるイメージの類似性
ミサニャンこと版画家の積山ミサです!
たまたまなんですけど
デザインのイメージが似てるってことは頻繁にあるという実例です!
ミサニャンの版画作品
銅版画の抽象画の作品を、先月の福屋広島駅前店ギャラリークリエイトでの
「第7回アートブロッサム~花ひらく夏色4人展」に出品しました。
この作品は、私が「水」とか「浸食の形」をイメージした
オリジナルの抽象画の版画作品です。
カラー2色で刷って仕上げておりまして、
技法的には銅版画・ヘイター技法となります。
「浸食(yellow)」 銅版画・ヘイター技法 E.A. 積山ミサ
ミサニャンの今使用している鞄
先日、気がついたのですが、
私がいま愛用している鞄と作品が似ているんです!
がっしりした、かなり大きな鞄なのです。
母は、同じ柄のポシェットを持っていて、おそろコーデにしています。
鞄の表側
鞄の柄に注目~♪
鞄の裏側
鞄の柄が作品の形と激似~☆( ゚Д゚)ソウダネ~☆
作品を横構図に写真加工してみるとよくわかります。
作品を横構図に加工してみる。(色も少し近づけてみる)
似てるような似ていないような…頭がこんがらかってキタ~☆
鞄の柄を真似してはいないのです!
決して、鞄を見て柄をまねしていないのですが、作品の構想が先でした。
でも、イメージがすごい似ているのに気づいてびっくり!( ゚Д゚)☆
こういう形が、気になるのかな~?
ウネウネしている形が好きなんだと思う!
結局は、ウネウネ描くと同じような形になってしまうのだろうか?
作品のタイトルにもあるように、形のコンセプトとしては
「水の浸食」のイメージなのです。
デザイン的には、
コンセプトが違っていれば、形が同じになることは許されるのです。
例えば、
この鞄のデザイナーさんが「動物柄」としてのコンセプトだったら、
私のほうは「水の浸食」のイメージでの銅版の腐食の別のアプローチからのコンセプトですので、
形的には親和性があっても、作品的には完全に別々のものとみなされます。
パッと見は似ていますけど、全然非なるものなのです。
この、コンセプトがきちんと思考の過程で用意されていて、
説明できるかどうかにかかってきます。
ここがデザインの仕事の面白いところです。
私の銅版画作品としては
それを、銅版画で色の組み合わせで展開をしているところです。
次の作品も日々制作しておりますので、現在進行形なのです。
「浸食(yellow)」作品の部分
これは、実際何も見ないで、
直接、手描きでウネウネの形をいきなり銅版に形創っていったのだけど、
完全に頭の中で考えて描いたので、鞄の柄と同じ形はあり得ない。
でも…
鞄の柄とイメージが激似!
不思議です☆
意識していないところで、この柄を選んじゃっているのだなぁ~と思う。
深層意識ってあるのかなって思ってしまう。
心の奥深くで、自然におなじ形を共有している。
この鞄を使おうと選ぶときは、自分の作品のことは全然意識がなかったので、気が付いてみてびっくりです( ゚Д゚)ソウナンダネ~☆